2001/01/04  出張


 電気屋をやっていると、ほんとに日本中まわれそう。

特殊な仕事のせいかどうかはわからないが、どうもこの業界は会社の数が少ないようだ。

うちの会社は富山の会社だけど、出張先で以前に一緒に仕事をしたことがある

同業他社に偶然会ったりとかはよくあること。みんな日本中をテンテンとしている。

うちは出張が少ないほうかもしれないが、それでも1年のうちの半分くらいは家にはいないか。

普通は出張先では、作業服を着た作業員達ばかりが泊まるんで、綺麗な旅館ってな

所ではなくて、ビジネス旅館か民宿かまぁだいたいそういったところに泊まることが多い。

大抵は大勢で行くので部屋は4人部屋だったり8人部屋だったり、同僚や先輩後輩達と

布団を並べての生活がしばらく続く。

仕事を終えて帰るといつもみんなで酒を飲んで、テレビをみたりいろんな話をしたり。

出張が多い分家族とのコミュニケーションがあまりとれないと言う悲しさも

あるが、同僚達との語りの時間はたっぷりとある。毎日が修学旅行みたい。

(さすがに枕投げなんてしないが・・・笑)

運がいいときは温泉旅館だったりして、りっぱなお風呂に入ってしかも料理も

他の観光で来ているお客さんと一緒だったりするから結構いい思いをすることもある。

珍しいところでは、一昨年の夏、大阪での仕事の時は都会の中に民宿や

安い旅館のようなものがなかったんでなんとホテル住まい。なかなかキレイで11階建ての

立派なホテルだったが、朝食バイキング付きで1人¥4500だったのには驚いた。

50万や100万ボルトの新設の大型工事になると、工事に1年も2年もかかることに

なるんでそういう場合はハンバと言うプレハブで作った簡易宿泊所みたいな

ところに作業員達は泊まることになる。プレハブと言っても、2人一部屋くらいで

エアコンにテレビもあったりしてなかなかよろしい、あと毎日を楽しく過ごせるカギは

近くに酒屋があるかどうかってところか・・・(笑)

 送電線建設に従事しているラインマン達は彼女の顔、あるいは妻の顔、

カワイイ子供の顔を思い浮かべながら日本中を旅して日々を過ごしているのです。

頑張れラインマン!!


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