2015/11/09 思い立ったが野宿
8月下旬のある土曜日、特に予定もない週末で急に野宿したくなり、バイクを改造して 荷物を積めるようにし、特にアテもなく適当に山奥で野宿しようとバイクを走らせました。 |
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ウチのバイク、キャリアがなくて荷物が全然載らない。ってことでキャリアを自作しよう。 |
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ホームセンターで小さい合板を買ってきて、シートとフェンダーの段差を埋めるべくこんな感じで フェンダーに取り付け。元々この位置には小さなバッグがボルト留めでついていたので、 そのボルト穴を流用。 |
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先ほどの小さい板にドリルで穴を開け、さらに荷物を載せるように大きな合板を重ね合わせてボルト留め。 |
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一旦取り付けた合板を取り外し、コンテナボックスが乗るようにL型金物を取り付け。これを 取り付ければコンテナは載せるだけで前後にも左右にも動かないように固定される。 |
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一旦外した合板のボルトにゴムパッキンを取り付け。バイクって常に振動があるからボルト類は緩みやすいし、 強度にも影響があるので、少しでも振動を吸収できるようにゴムパッキンを挟んだ。 かつてオーストラリアの広大な大地をバイクで走っていた時、振動でボルトナットが緩んで抜け落ちると 言うことが度々発生して頭を悩ませていた経験が思い出される・・・。 |
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合板を再び取り付け。だいぶいい感じ。(^-^) |
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コンテナを載せてみた。L型金具とコンテナの接触部分でコンテナが痛まないようにL型金具に ビニールテープを巻き付けて養生。 コンテナで荷物を積むと、パッキングが楽ちんな上に 雨が降っても荷物が濡れないという大きなメリットがある。(^-^) |
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午後3時くらいに自宅を出発。特にアテもなく、適当に五箇山方面の山を走っていい雰囲気の所が あったらそこで宿を取ろうと走っていると、なんかよさげな所を発見。 山の上から下りてる途中に 見えたちょっとした休憩所みたいな感じ。 |
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山の上からは赤い屋根が見えていたのに近くに行ってもそこへ行く道がまったく見あたらない・・・ (・_・?)ハテ どうやって行くのか・・・ と周辺を歩いて散策していると、それらしき道を発見。もう長い間整備されていなくて草ボーボーで 道がわからないくらいになっていた。 |
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上の草ボーボーの所をバイクで進むとここに着きました。もう絶好の野宿環境。あんな草ボーボーの所、 誰も気づかないやろうし、朝まで完全に独り占め。(笑) このアタリの公園、子供が小さい頃に来たことが あって、その頃はできたばかりでとてもキレイに整備されたところやったけど、いつ行っても誰もいない ような山奥なんで、そのうち整備もされなくなって放置されてきたんやろうなぁ。 |
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公園の東やを独り占め。明るいウチにテントを張っておこう。 |
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バイクなんでイスやテーブルは何も積んで来ていないけど、いい感じのテーブルがある。(^-^) ランタンとガスコンロを出して、夜に備える。 |
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おそらくどんなに大声を出しても声が届く範囲には人がいないであろう・・・山奥深くの静寂な地で 1人迎える夜。ネットやテレビもなく、灯りさえこのランタン一つの1人の世界。感覚がとても 研ぎ澄まされる濃い時間。 |
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野宿の夜は早い。日が暮れたら寝て、日の出とともに活動を始める。照明ができる以前の 生活はこれが当たり前やったんやろうな。 |
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チーズをつまみにワインを飲む。至福の時。 |
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翌朝、早々にテントを畳み、荷物をまとめてパッキング完了。前日に作成したキャリアとコンテナ ボックスのおかげでパッキングは楽々。(^-^) |
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ほとんど舗装された道しか走らないのでロードタイヤを履かせているが、ベースはオフロードバイク なのでやはりこういう道にも進みたくなる。 かつてはたくさん林道が建設されたようだが、 使われなくなった道はこのように土砂崩れがあっても復旧されることもなく放置。いずれは木や草に 覆われて自然に帰っていくことと思われる。 |
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オフロードバイクにはこういう道が似合うね。(^-^) |
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山奥を適当に走り回った後に帰途につく。帰り道で見変えた利賀ダム建設現場の展望台。 これくらいの階段なら楽勝で上がっていけるな。 |
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予算の都合かしら一旦建設が中止になったが再会されたと思われる利賀ダム。 完成はいつの日か・・・ |
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先の展望台の向かいにこのような休憩施設があったのでここでちょっと早めの昼食。 相変わらず誰もいない。 |
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中のベンチとテーブルを贅沢に使ってガスコンロで温かいお昼ご飯とホットコーヒー。(^-^) |
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帰り道に寄った小牧ダム。ダムの堰堤はバイクなら入れる。 |
日の入りとともに真っ暗になり、電気もまったくない自然の世界ですごす夜と言うのは 今の時代では非常に貴重な経験になった。そんな難しくないことなので、みなさんも是非 チャレンジしていただきたい。川の流れの音、風の音、虫の鳴き声や羽音など、普段は 気にも留めない音がよく聞こえる。この日はあいにくの曇り空だったが、晴れていれば プラネタリウムのごとく満点の星空も見えていたことかと。 以上、野宿のススメでした。 |