2014/03/13 便器交換

 先日たまたま新聞広告に「便器取替」の広告が入ってて、ウチも古くなったしそろそろ
交換しようかなぁ・・・なんて思ったのでした。 業者に頼むと当然工事費がかかるわけですが、
自分でできないかなぁ・・・と言うことで早速挑戦。(笑)


ネット通販で便器を買いました。パナソニックの「アラウーノS」って言うモデル。 便器は床の排水管の
位置によって「排水芯200mm用」と、ある程度の融通が利く「リフォーム用」があるので、新築では
なく、古い便器を交換される方はリフォーム用が必要な場合が多いかと思います。



我が家のトイレ。
なぜ交換をしようと思ったかと言うと、このトイレは
1回の洗浄で16リットルほど水を流すのですが、
今時の新しいモノは4.8リットルしか使わないモデルも
あるようで、水道代を考えると4人家族の我が家では
年間13000円くらい節約できる計算。

新しい便器は送料込みで66000円で買ったので、
ほぼ5年で元が取れる予定。しかも新しい便器は
気持ちいい。(^_^)

と言うことで交換を決定しました。


まずは水道の元栓を閉めます。 それから便所を1回流し、タンクの中の水を使い切ります。
自分はここだけじゃなくて家の水道の元栓から閉めておきました。



タンクを外す前にまずは水道配管を切り離し。水道の元栓を閉めていても必ず少しは水がこぼれる
ので、大きめの雑巾を用意しておくとよいです。



便器の中にたまっている水はポンプでバケツなどに吸い出しておきます。



タンクの中の水がなくなったのを確認。 緑のペットボトルは、水道代を節約しようと水を詰めて
タンク内に沈めておいたもの。入れたこと自体を忘れていて、10年ぶりくらいに日の目を見た
ペットボトル。(笑)



タンクをハズしたところ。タンクは下部に2本のボルトが出ていて、裏側からナットで止まっている
ので、それを緩めて上に持ち上がれば簡単に取れます。



タンクの底面。こんな感じのボルトがついているので、ナットを緩めると外れると。



次にいよいよ便器の取り外し。便器の下部に化粧キャップがついている部分がボルト。
このキャップを外すとナットが見えるのでそれをすべて緩めます。



便器をハズした状態。この排水口にモノを落とすと絶対に拾えないので注意。
何にもなくなってスッキリしたので、床掃除をしました。



トイレの床もイメージチェンジでクッションフロアを貼り付けることにしました。写真はシートの
型どりで難しい部分を、シートの切れ端を使って試作しているところ。この型を本番のシートに
当てて線を書き、その通りに切り取っていきます。



シートやカーペット貼り付け用の両面テープがホームセンターで売られているので、それを
貼り付けました。まだ表面のシールは剥がしてません。



淡いピンク色のクッションシートに張り替え。だいぶ明るくなった感じ。(^_^)



シートの縁の部分から水気が浸みて床の木材が傷まないように縁はすべてコーキングで埋める
ことにしました。マスキングテープを貼ったところ。



こんな感じでコーキング剤を塗っていきます。ホントは透明なコーキング剤を使えばよかったの
ですが、たまたまうちに白色が余ってたので白でやっちゃいました。_(^^;)ツ アハハ



コーキング終了後、乾くのを待つ間に便器の位置決めです。写真のような型紙が新しい便器には
ちゃんと付いていて、丁寧に説明も書かれているので初めてでも簡単にできました。(^_^)
リフォーム用の便器はこの紙の一番向こうの部分を壁に当てて、手前の楕円部分の範囲内ならどこに
排水芯が来ても対応できます。この楕円よりも排水芯が向こうの壁に近いとトイレが壁に当たって
設置できないので注意。



便器の箱と別に梱包されていた箱に入っていたのがこのパーツ。直管部分をのこぎりで切断
して長さを調整します。



型紙がもう一枚入っていて、この紙の部分が切断箇所になります。メッチャ簡単。(^_^)
緑のテープはマジックペンがなかったので切断箇所に印代わりに貼っただけです。
特に意味はありません・・・_(^^;)ツ アハハ



ウチはプラノコがありましたが、普通の木材用ののこぎりでも多分大丈夫でしょう。
切断後はヤスリでキレイにバリを取っておきましょう。



 次にもう一つのパーツにシール剤をつけます。



パナソニックの便器にはこんなシール剤が入っていました。粘土のようなゴムのような・・・。



このPシール、直径が少し小さめだったので、手で引っ張って伸ばしました。このPシールが
所定の位置よりも内側にはみ出ていると、排水口の内側にはみ出してしまうし、外側に出ていると、
固定するボルトに当たってしまうので、ちゃんと2本の線の間に入れるのがミソ。



これは古いパッキン。便器ごとに使い捨てなので古いパッキンは撤去します。長年使ってたんで
張り付いててなかなか取れない・・・。



先ほどのこぎりで切断した部分に接着剤をつけてしっかりと差し込み、2つの部材を接着させます。
ここで接着剤がちゃんとついていなかったら隙間からアレが漏れてきて大変なことに・・・(笑)

写真は仮置きしてみたところ。ぴったり型紙通りです。(^_^)
この後、排水口側に見えている2本のボルトにナットとワッシャーをかけて締め付けます。さっきの
Pシールが分厚くてちょっと浮き上がってるんで、この部材がピタット床に着くくらいまで締め付け。
ただし、この部材は樹脂製で締め付けすぎたら割れるので注意。

奥の便器が乗る側にも木ねじを打ち込んで留めるようになってました。この木ねじが5mmと
結構太いので、3mmのキリであらかじめ下穴を開けておかないと木ねじを締め付けることが
できません。



写真を撮るのを忘れましたが、便器を置く前に型紙の前の部分に小さな樹脂製の部材を
床に木ねじで留めます。写真はその部材に便器を固定するためのビスを締め付けているところ。
便器の後ろの方は床にしっかりと固定されるけど、前の方は床に固定するところがどこも
なかったので、こうやって便器がずれないように固定するみたい。



ここは最初の型紙に印がしてあったところ。ここにも3mmの木工用のキリで下穴を開けて
おきます。そしてこうやって便器を固定すると。



便器を排水管パーツに固定するネジを締め付けます。ここも締めすぎに注意。
ちなみにこのネジのスパナのサイズは13mm、床に留めた木ねじの頭は10mmでした。



水道管、うちは後付けのシャワートイレだったので、こうやって配管を接続する部分が
2カ所ありますが、新しいトイレはシャワートイレ一体型で、配管も1つでいいので、
写真の分岐配管は撤去します。



水道配管に便器のフレキシブルホースをつないで水配管完了。うちは便器からホースが
出ている側に壁からの水道管も出ていたので簡単につなげたけど、壁に向かって右側に
水道管が出ていると便器からのホースが届かないのでホースの延長が必要になります。



リモコン用の架台の取り付け。石膏ボード用と木下地用の2種類のアンカーが同梱されていました。
ウチは木下地だったので木ねじで簡単に留められた。(^_^)
リモコン取り付け位置は便器に座ってみたり、男子小用の状態で立ってみたりといろいろ想定して
ここに決定。



便器とクッションシートの隙間もマスキングテープを貼ってコーキング。床への水漏れはこれで
すべてシャットアウト。(^_^)



マスキングテープを剥がしました。まずまずの出来。(笑)



このトイレ、名前が「アラウーノ」って言うだけあって、食器洗い用の洗剤を入れるタンクが付いていて
自動で便器を洗ってくれます。どのくらいの量を消費するのかはこれからのお楽しみ。



トイレリフォーム工事完了。 さてさて、ちゃんと水漏れせずに流れてくれるでしょうか・・・
緊張の一瞬。(笑) 



施工前 施工後 (^_^)


使用工具
ドライバー プラスとマイナス両方
プライヤー 口の幅を変えられるヤツ
水道管をバラすのに使います
スパナ このトイレは10mmと13mmでした
のこぎり 普通の木を切るのこぎりでも大丈夫かと
ヤスリ 切断面のバリ取り
充電式ドリル 床へ留める木ねじの下穴開け
木工用キリ 3mmのキリ


 便器交換は初めてだったんでちょっと不安なトコロもありましたが、ネット検索してみると自分で
されている方も結構いまして、いろいろ参考にさせていただきました。
自分でやる一番のメリットは安い。(笑) 今のところ問題なく使用できてます。(^_^)


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