2013/04/07 北海道旅行6日目

3月28日の様子です


 川北温泉を早朝に出発した後、東へ向かって野付半島へ行き、その後同じ道をまた戻って網走へ。
夜は国道39号線にある「道の駅温根湯温泉」で車中泊しました。


 川北温泉の脱衣所の中でテント泊したのですが、朝のまだ暗いウチに水が滴り落ちる音で
目覚めました。天気予報ではこの日の朝7時くらいから雨が降り始める予報だったので
早朝に出発するつもりではいたのですが、予報よりも2時間以上も早く降り始めたのか・・・
とちょっとショック w(☆o◎)wガーン

 強風で夜中にテント移動したり、寒かったのもあってよく眠れなかったので、雨はもう
あきらめて明るくなるまでテントの中で過ごしてました。
6時前くらいになってようやくテントから出てみると、アレ、雨はまだ降ってないぞ・・・
(・_・?)ハテ
調べてみると、前日は気温がマイナスだったものの、夜になってどんどん気温が上昇し、
明け方にはプラス4度くらいにまで上がったので、脱衣所の屋根雪が溶けてポタポタと
落ちる音がテントに響いていたようです。 雨じゃなかったんや〜 ラッキー(^_^) 

とは言っても曇り空で今にも降り出しそうだったので、起床後早々にテントを片づけ、
最後にもう一度温泉で温まった後、車を目指して帰途に就きました。


 すっかり雪に埋もれたカーブミラー。



 1kmごとに小休止、温泉から3km戻ってきました。車まであと2km (^。^;)フウ



 行きは2時間半かかったけど、帰りは1時間半で国道まで戻ってきました。なんとか天気も持って
くれてよかった。(^。^;)ホッ 雨が心配で朝食も食べずに早々に温泉を出発したんで、車で朝食です。
風よけのため、車の中でお湯を沸かしているところ。



野付半島のネイチャーセンターにて。
平日の朝のせいか、私達しかいませんでした。
お土産やの店員さんも暇そう。(笑)



 北方領土が目の前に見えるんですが、自分たちが生きている時代に返還されるのでしょうか・・・。



 3月下旬ですがすっごい寒くて春はまだ遠いって感じ。 {{{{(+_+)}}}}寒ううぅ〜
野付半島と言えば塩害で枯死してまるで白骨のように見えるトドワラが有名なのですが、
トドワラ観光にはここから歩いて30分ほどかかり、積雪の上に雨が降っていたので断念しました。
トドワラは年々朽ち果てており、何もない湿原になるのも時間の問題のようです。



 野付半島にもエゾシカがいっぱい。



 野生とあって、さすがに人間には慣れていないので車を止めるとかなり警戒しているよう。



 これはトドワラではなくてナラワラ。塩害で枯死したミズナラの林の跡です。トドワラに比べると
まだたくさん残っています。



 細長い砂嘴の野付半島、半島の北側は凍っていないのですが、南側はこんな感じで
凍っていました。南側は地形の都合で海流があまりないからかな。
この野付半島、日本一の砂嘴ですが浸食で年々砂が流出していて、半島が北海道と切り離されて
いずれは島になってしまいそうだとか。



野付半島の付け根付近の町が標津町。車で走っていると「標津サーモン科学館」と言う
看板があちこちで見かけられたので行ってみることにしました。
写真は手足の角質を食べてくれるドクターフィッシュ、くすぐったいけど気持ちいい。(^_^)



 チョウザメに触ることもできました。サメと聞くとちょっと怖そうですが、チョウザメはカワイイです。(笑)



 オホーツク海までやってきました。写真は釧網本線の浜小清水駅。夏なら
一面花畑の小清水原生花園の風景を楽しめるのですが、この時期は何にも
ありません。(笑)



 先の浜小清水駅のひとつ隣がこの北浜駅です。ここも高校2年の時は自転車で休憩に立ち寄り、
高校を卒業する春休みには寝袋で一晩明かした思い出の駅。



駅の待合室には無数の名刺が貼られています。 この扉の向こうは喫茶店として営業してます。



 北浜はオホーツク海に一番近い駅。以前3月に来た時はここの海がすべて流氷で覆われて
いました。今回ももしかしたら見られるかなぁと思ったのですが、残念ながら流氷ははるか沖合
に流れていってました。(ToT)ダー



 「道の駅流氷街道網走」 の2階にある飲食コーナーで遅めの昼食。
写真はここの名物の流氷カリー。青いカレーってなんかヘンですが、合成着色料は一切使用せず、
スパイスを調合して作り出した色で、流氷に見立ててあるのは鶏肉。
このカレー、見た目は全然カレーに見えないですが食べて見るとなるほどカレーって感じで
美味しかったですよ。全然辛くないので子供でも大丈夫です。(^_^)



 網走の郊外にある「オホーツク流氷館」では本物の流氷が展示されています。ここの部屋は
マイナス20度になっていて、この部屋に入室する前にスタッフの方から濡れたタオルを渡される
のですが、振り回すとあっという間に凍ってご覧の通り。



 氷の妖精と言われるクリオネ。見た目はカワイラシイですが、肉食です。(笑)



 これは本物の網走刑務所。 中に人の姿が見える時は写真撮影禁止です。



 周囲にはまったく人の気配がなく、ブラインドも閉じられていたのでとても営業しているようには
見えなかったのですが、営業中の幟が立っているので営業しているはず・・・。(笑)



 ちゃんと営業してました。(笑) 刑務所の囚人達が作った製品がたくさん売られていて、
結構安いんですよ。写真の家具は立派な物なので結構なお値段ですが、ちょっとした北海道土産
なんかはお土産やで買うよりもかなりお得かも。



 網走刑務所の囚人は、この橋を渡って収監され、この橋を渡って娑婆に出ると言うことで
いろんな思いがこみ上げてくる橋だそうです。



 こちらは「博物館網走監獄」 実際の刑務所とは少しだけ離れた所にありますが、網走刑務所の
歴史が非常にわかりやすく、いろいろと展示されているので網走に行ったら必ず押さえておきたい
観光ポイントです。
写真は明治の脱獄王として有名な西川寅吉、通称五寸釘寅吉。興味がある方は是非検索して
みてください。



 当時の物が忠実に再現されています。



平成の脱獄王 ROOKIEの脱獄シーン。(笑)



 明治時代の監獄の看守とその家族の官舎での生活の様子。今で言うと1DKの狭い官舎
で、家財道具はあまり持ち込まず、質素な暮らしだったようです。



 官舎の台所。



 囚人達は開拓時代の北海道の道路建設に従事させられていて、出先に簡易宿舎を作って
こんな感じで寝泊まりしていたそうです。枕が1本の丸太で出来ていて痛そう・・・。



 囚人達の食事風景。



 今でもそうですが、囚人達はいろんな生産活動に従事していて、これは味噌づくりで使われた
五十石桶。すごい大きいですね〜



 昔は裁判所も併設されていたようで、裁判の様子も再現されていました。



 現在の独居房。空調が利き、テレビもあって快適?? 



 未開の地での道路建設に駆り出される囚人達。すっかり囚人気分のボン2号。(笑)



 明治45年から昭和59年まで実際に使われていた獄舎です。天井には脱走者の姿。
食事のみそ汁を鉄格子にかけ続け、塩分で鉄を錆びさせて格子を外して脱走したツワモノも
いたそうな。



 獄舎での食事風景。板の間にうすっぺらいゴザ1枚で痛そう。



 囚人達の入浴の様子。現在もなんですが、週に2回くらいしか入浴できないようです。
しかも脱衣所で服を脱ぐ時間、体を洗う時間、湯船に浸かる時間、服を着る時間がすべて
分単位で決められていて、とてもゆっくり浸かっていられないみたい。


 博物館網走監獄では営業終了の17時まで見ていたのですが、その後の予定が特になくて
どこへ向かおうか、風呂や夕食はどうしようかなど夕暮れの車の中で地図を見ながら
考えていました。

 サロマ湖方面へ行くか、層雲峡方面へ行くかで迷ったのですが、層雲峡の氷瀑祭りと
旭川の旭山動物園へ行ってみようと思い、国道39号線方面へ。夕食後もまだ元気があった
ので、女満別からさらに2時間半ほど走って温根湯温泉まで行きました。
 夕方の網走以降の経路


 女満別で温泉に入った後、夕食をとる場所を探していたのですが、たまたま通りがかりにあった
蕎麦屋さんに入ったら、なかなか美味しそうなメニューがありました。(^_^) 
豚しゃぶとろろ丼。大空町イチオシのご当地メニューで、地元産の食材ばかりでできているみたい。
後で知ったのですが、この「ながしま家」と言うお店も人気のお店のようです。(^_^)



 あまりご当地メニューにこだわりのない(笑)ボン2号はカレー南そば。このカレースープ、
出汁がとっても利いていて美味しかったな。ボン2号が残したスープも全部いただきました。(笑) 
ごっつぁん。



 女満別からさらに頑張って西へ向かい、道の駅温根湯温泉にて本日の行程終了。(^。^;)フウ
この日も朝の暗いウチから夜の11時までフル稼働です。(笑) 1人で運転していてお店では
お酒が飲めないので、酒屋さんで地酒を買って車中泊の就寝前にちょっとイッパイ。
昼間に寄った標津のサーモン科学館で買った「鮭とチーズのミルフィーユ」、これメッチャうまいです。
他では見なかったので、標津だけで販売されているのかな・・・。もう一つのおつまみはホタテチーズ。
なんせチーズが好きなもので。 (*^¬^*)ウィーッモウイッパイ
いい気分になったところで (^_^)/~~サヨナラ・・・・オヤスミナサイ・・・


3月28日の走行距離 : 274km プラス徒歩5km


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