2012/10/01 キャリパー O/H

 うちの車だけやなくてバイクまでブレーキの引きずりが発覚しました。(*_*)
フロントホイール浮かせて手で回してみたら、結構重たくて・・・。年に2〜3日くらいしか
乗らないバイクですが、今月はツーリングに誘われていて、うちのバイクトラブルでみなさんに
ご迷惑をかけるわけにはいかないので、最低限の整備はしておかなければね。
と言うことで、動きの鈍いキャリパーをオーバーホールしました。


 まぁ今時のバイクなら大抵はディスクブレーキやね。うちのBAJAは2ポットキャリパーです。



フロントフォークからキャリパーを外し、次にブレーキパッドを留めているピンを外すと。


 このキャリパーのブレーキパッドは一方の端は引っかけてあり、もう一方が今緩めようとしている
ピンで留まっています。



1つ前の写真からキャリパーを裏返した状態。 キャリパー、すごい汚れてるなぁ・・・(;^_^A アセアセ



ピンを抜いてブレーキパッドを外した状態。ブレーキパッドは段々とすり減ってきて厚みが薄くなって
行くため、それに合わせるように本当はこの状態でキャリパー本体が少しスライドできなければ
ならないのですが、まったく動きません。( ̄□ ̄;)!!



 ドライバーを使ったりプライヤーを使ったりして動くはずのところをなんとかして動かそうとするのですが、
完全に固着していてウンともスンとも動かず。(ToT)ダー 四苦八苦したあげく、プラスチックハンマーで
ガンガン叩いてようやくスライド部分が動いて抜けました。(^。^;)ホッ



白いグリスを塗った部分がスライドする可動部分です。先走ってグリスをぬっちゃいましたが、
今からまだまだいじくり回してグリスが落ちてしまうし、手も汚れるので最後にグリスつければ
よかった。_(^^;)ツ アハハ

ピストンが2つありますが、ブレーキレバーを握ると片方だけ出てきてもう一方は動きません。
こりゃだめだ。



 この部分が本来はグリスがついていてスムーズにスライドしなければならないのですが、錆びて
完全に固着してまったく動かない状態になってました。(*_*) 写真はちょっと磨いたところ、最初は
もっとサビサビでした。



さらに磨いてグリスアップ。



 キャリパー本体のスライド部分だけではなく、ピストンも一方はかなり動きが鈍くなってました。
写真はピストンを外した状態。ブレーキオイルがドッ〜っと出てきます。



油圧ブレーキの原理。
ブレーキをかける時はブレーキレバーを握ると油圧でピストンが押し出されてパッドがディスクを挟んでブレーキを利かせるわけですが、ブレーキを放すと、このリング状のゴムが元に戻ろうとする力でピストンがほんのわずかだけ戻るんですよ。

しかし私のバイクはブレーキをかける時は強力な油圧で押し出すものの、ブレーキレバーを放しても2つのうち1つのピストンがまったく戻らない・・・
( ̄□ ̄;)!!

このゴムのリングが劣化しているのか、ピストンの表面が錆びてガリガリになっているのか・・・。まぁどっちにしてもこのまま放ってはおけません。

写真はゴムのリングを外しているところ。



これがキャリパーのOリングです。新しいモノに交換するのだ。



太いのと細いの、2つでピストン1個分です。



ゴムのリングをハメた状態。ねじれてないかしっかり確認します。



 ピストンの表面は腐食しておらず大丈夫そう。でも一応キレイに磨いて耐熱グリスを塗りました。



キャリパーのピストンを外すとブレーキオイルがドッと流れ出てオイルが減ってしまうので、ブレーキ
オイルを足そうとマスターシリンダーのフタを開けてみると・・・



ゲッ なんじゃこりゃ〜 ブレーキオイルが真っ黒 ( ̄□ ̄;)!!



 ブレーキの不具合は大事故につながるため、劣化したオイルは即交換。 ブレーキホースや
キャリパー内に空気が入っているとブレーキが利かないので、エア抜きを行います。ブレーキレバー、
最初はスカスカで全然効いている気配がないのですが、何百回もブレーキレバーをカチャカチャ
握っていると少しずつエアが抜けてきてそのうち段々と手応えがあるようになってきます。

 エアが抜けたところでブレーキの利き具合と放した時のピストンの戻り具合をチェックしてみたのですが、
オーバーホール前とまったく変わらず、ピストンは出るけど1つだけ戻らない。(°◇°)~ガーン
新品のOリング(ゴムのやつね)を入れて、ピストンも磨いて、ブレーキオイルまで全部入れ替えたのに
なぜ?? (・_・?)  原因を推測しつつ、あれこれ思考錯誤しながらいろいろやってみたら、
キャリパーのOリングを取り付ける溝に汚れが溜まっていて、Oリングがちゃんとハマッておらず、
リングの直径が少し小さくなった状態のところへピストンを押し込んでいたので、ピストンが圧迫
されて動かないと言うことが判明。

 キャリパーを再度バラして内部をキッチリ磨き、外したピストンを元に戻す時も、Oリングに無理な
力がかからないようにちょっと回転させながらそ〜っと入れました。再びオイルを補充してエア抜きし、
キャリパーの動作確認をしてみると・・・\(^O^)/ヤッター ブレーキレバーを放すとピストンがちゃんと
戻りました。(^_^)

 キャリパーをフロントフォークに取付、フロントホイールを浮かせて手で回転させ、ブレーキを握って
利きを確認、またブレーキレバーを放したら、ホイールがくるくる回る回る。やっぱこうでないとね。
今まではブレーキをかけてないのにちょっとだけかかった状態だったんで、燃費も悪くなるし、ブレーキ
パッドはムダにすり減るしロクなことがありませんでしたが、これで安心してバイクに乗られそうです。

メデタシメデタシ。(^_^)


 友人からタダでもらった20年前の古〜いバイクで結構手が掛かるんですが、
こうしてちゃんと整備してあげればまだまだ乗れるもんですよ。
一所懸命手入れしていると愛着も湧いてきますし。(^_^) 


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