2012/04/27 ボランティア3日目

 ボランティア初日は大槌町、2日目は釜石市でしたが3日目は大船渡市に行ってきました。

大槌や釜石はボランティアセンターのスタッフの人達がリーダーや班長となっていろいろ
活動を指示してくださるのですが、この大船渡の現場はボランティアセンターのスタッフの
方は同行せず、短期で出入りしているボランティアメンバーだけで現地入りしました。

一緒に行った他のメンバーには、連日行っている人もいたのですが、みなさん
雪道や凍結の可能性のある所で運転をするのが心配なようで、今日初めてこの現場に行く
私がリーダー兼運転手に・・・(笑) 車はボランティアセンターが用意してくれたステップワゴンに
8人で乗っていきます。前日の夜のうちに、ボランティアセンターのスタッフの
方と打ち合わせをし、手書きの地図と現場の責任者の連絡先を教えてもらいました。
前夜寝る直前にずっとその地図を見ていたのですが、結構道がややこしくて・・・
(;^_^A アセアセ 大丈夫かなぁ。


岩手県の南部にある大船渡市。もう少し南にある気仙沼は宮城県です。 



ボランティアセンターでラジオ体操と朝礼の後、前日のうちにすでに決まっていた8人のメンバーで
集合し、ステップワゴンに乗り合わせて出発しました。現地まで1時間くらいだったかな。
連日行っている他のメンバーに道を教えてもらったり、スマートフォンのナビ機能を活用したりして、
無事に現地到着。(^。^;)フウ

この日のボランティア活動はこれまでのガレキ拾いとはだいぶ違ってて、写真のような建物の建築の
お手伝いです。避難所への物資配送や炊き出しを主に行っている「さんさんの会」と言う民間団体の
拠点となる建物だそうです。



天気がよかったので、休憩も外でのんびり。



現場の監督さんに自分が電気工事士であると伝えたところ、電気工事の仕事をもらいました。(笑)
電力メーターボックス取付、引き込み線と電力メーターを結ぶルートの配管と通線まで。



樹脂製の配管材ですが、ガストーチで炙って柔らかくし、配管を曲げているところ。
焦げないようにまんべんなく炙るのがミソです。 普段仕事でもやっているので慣れたところ。(^_^)



ここでのボランティア活動の特徴はお昼ご飯を提供してもらえること。\(^o^)/ワーイ 
ボランティアは通常は昼食も自分で用意するのが当たり前なので、これはとても嬉しい。



カマドのようなところでたき火をして、そこで豚汁を温めてます。最後はこれにラーメンを入れたの
ですが、これがすっごいおいしかった。(^_^)



豚汁の他にもちらし寿司に切り干し大根のサラダととっても豪華です。私達ボランティアのために
炊き出ししてくださるこれまたボランティアの現地の人達、ありがとうございました。m(._.)m ペコッ



私の仕事は午前中で終了。メーターボックスが2つあるのは、電灯と動力の両方を引き込むため。
白い配管の上の方がちょっとだけ曲がってるでしょ。さっきのガストーチでこの曲げを作っていました。


 ボランティア活動も無事終えてセンターに戻り、夕方のミーティング終了後、
車で踊鹿温泉と言うところに行ってきました。

 温泉から上がって帰ろうとしたところ、ボランティアセンターのスタッフで最年長のミヨシさんと
駐車場でバッタリと出会い、
「おお〜っ ちょうどいい所で会ったわ、壁新聞の記事にしたいので写真を撮らせてください」
とのこと。
連日100名を越えるボランティアが参加していて、しかも1日とか2日の参加で帰る人とか、
日々メンバーも入れ替わっているのに、私達のことを覚えていてくださり、とっても
嬉しかったです。(^_^) 


一番左がボランティアセンタースタッフのミヨシさん。
大阪府茨木市の方だそうです。
三脚はいつも車に積んでいるもので、私も温泉の
駐車場で写真を撮らせてもらいました。



 ボランティア活動の前日に遠野入りして3日間ボランティア活動に参加し、この日が4泊目で遠野市で
過ごす最後の夜。うちのボン達も肉体労働のボランティア活動に3日間参加してよく頑張ったと言うことで、
ご褒美に焼肉屋さんに連れて行ってあげました。この遠野市、ジンギスカンが有名だそうで。
写真は安くて美味しいと現地の人に教えていただいた遠野食肉センターです。



ボランティア活動、お疲れ様〜
(^O^)/C□☆□D\(^_^ )カンパーイ!



ボン達は羊の肉は初めてみたい。食わず嫌いのボン2号は「僕はいらない」なんて言ってましたが・・・



食べてみたらとっても美味し〜  ボン達はパクパク食べてました。(笑)



こちらはちょっと高級なラム肉。 柔らかくてジューシー (^_^)



これはボランティアセンターの男性宿泊棟の寝床の区割り表。畳8枚×6枚の48畳のスペースに
1人1畳ずつ割り当てられます。 左の数字が書いてある表は、荷物置き場のチェック表。チェックが
入っている所は使用中。


 遠野市のボランティアセンターに着いた時は何をしていいのかとか、センターでの生活ルールなどが
全然わからず、ドキドキしながら最初の夜を過ごしましたが、1日活動に参加すればほぼ流れは
掴めると思います。 

 ここへ来るまでにも気仙沼や陸前高田の現状を見てきましたし、大槌・釜石・大船渡と3つの町へ
ボランティア活動に行きましたが、被害の甚大さがあまりにも強烈でした。
うちのボン達は何かを感じ取ってくれたでしょうか・・・。

 私は去年の相馬市でのボランティア活動に続いて、これが2回目ですが、みなさん志の高い
方ばかりで、とっても気持ち良く過ごせました。 また行きたいなぁって思いますよ。
でも遠いですねぇ・・・。 _(^^;)ツ アハハ

去年の相馬市でのボランティア活動時は、「写真撮影はご遠慮下さい」と言うことでしたが、今回は
逆に「被災地以外の人々の記憶から被災地のことが風化していかないように、是非ブログや
ホームページに写真を載せて、現地の状況をみなさんに伝えてください」と言われました。

復興にはまだまだ長い長い時間がかかりそうです。出来ることがあれば少しでも協力できれば
と思います。


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