2011/10/17 槍ヶ岳 日帰り登山 その1

 10月8日、9日に息子と自転車で琵琶湖一周をして9日の夕方に富山の自宅に帰宅。しかし翌10日も
休みでしかも天気もよさそう。これを逃す手はないとどこへ遊びに行こうかずっと考えていました。

 9月に新しい登山靴と初めてのトレッキングポールを購入したので、本当は剱岳の日帰り登山をしたかったのだが、
積雪のために登頂は無理みたいだったので、以前友人から聞いた槍ヶ岳日帰りでもやってみるかぁ・・・
と思い、近所の本屋さんへ行ってみたら、なんとうまい具合に槍ヶ岳の登山用の地図を発見!! 
\(^O^)/ヤッター

と言うわけで9日の20時に富山の自宅を出発。長男のボンも誘ってみたけど、自転車疲れでさすがに
着いてきませんでした。(笑) 自宅から槍ヶ岳登山口の新穂高温泉まで110kmくらいかな。
23時に新穂高温泉の無料駐車場に到着。7日・8日・9日と3晩続けて車中泊。
(^。^;)フウ 布団が恋しくなってきた。(笑)

往復29.5km、標高差2090mの長丁場の始まりです。


槍ヶ岳の位置 北アルプスの山々の中の、やや南の方にある。



槍ヶ岳への登山ルートはいくつかあるが、日帰りをするには岐阜県の新穂高温泉からの
ルートが一般的。(と言うか他のルートではおそらく日帰りは無理)
私は富山からなので青線のルートだが、大阪・名古屋方面からだと東海北陸道の飛騨清見
インターから、東京方面からだと中央道の松本インターから国道158号線を走ってくるのが
近いのかな。

新穂高温泉から先へも、この地図では白い線で道が描かれているが、一般車は通行禁止
なのでマイカーの登山者はすべて新穂高温泉周辺への駐車となる。


穂高岳・槍ヶ岳の登山口は新穂高温泉の温泉街の奥の方にあるが、登山者のマイカーは
地図の青い印の所にある、無料駐車場に停める。温泉街から1km弱ほど手前。



私もそうだが、初めて来た人はこの無料駐車場を通り過ぎてしまいやすい。(;^_^A アセアセ
スノーシェッド内を走っていると、このような看板が出てくるのでここを左へ曲がって進むと駐車場。
夜だとわかりにくいかも。    (写真は下山後に撮影)



駐車場は川の上流へ向かって何段かに別れていて、150台ほど停められる模様。奥へ行くほど
登山口が少しでも近くなるので、空いていればなるべく奥の方がよい。
写真は最上段の駐車場の奥にある、新穂高温泉街への近道。  (写真は下山後に撮影)



駐車場から穂高温泉への近道を歩くとすぐに車道に出るので、そのまま奥へ歩いて行く。
午前3時前、標高1000m超でメッチャ寒い。{{{{(+_+)}}}}寒ううぅ〜
真っ暗で街灯もなくヘッドライトを点けて歩いた。 駐車場から10分ほど歩くと、なにやら灯りが。
新穂高温泉のバスターミナルみたい。日中は賑わっているんやろうなぁ。   3:06



バスターミナルには、車道から見てもわかりやすいところに登山届が用意されていた。



私も単独での登山やし、何かあった時のために記入して投函。



新穂高温泉の登山口から槍ヶ岳山頂までのルート。片道約15kmとものすご〜く長い。(^。^;)フウ



登山口は温泉街の一番奥なので車道をそのまま進んで行く。突き当たりにゲートの付いた
駐車場があり、登山者はそのまま歩いてさらに奥へと進む。 ここに駐車できたら少しでも
楽なんですが、日中しか駐車できないみたい。



先の駐車場より奥は一般車は入って来られない道。真っ暗やし初めてやし、この道でええんかなぁ
とちょっと不安やったけど、「槍・穂高方面」と書かれた看板を見つけてホッとした。(^_^)



ゲートと橋があり、この橋を渡って進んで行く。   3:30



このゲートの横から進んで行く。



林道に入ってからは車が通行できるような道をず〜っと歩いて行くわけだが、地図の点線の
部分にショートカットできる登山道がある。かなり近道だが夜だと入口がわかりにくい・・・



林道を上っていくと、右手にこんな感じで近道の入口がある。 (下山時に撮影)
夜間は右側をよく見ながら歩けば多分見逃すことはないと思う。



近道とは言うものの、ホンマかいな?? って思うくらい道が狭く足下も悪くて歩きにくい。
しかも結構長い。(笑)



夜に1人で歩いていると、「ホンマにこの道でええんかいな・・・」ってメッチャ不安になるくらいの
道で、スマートフォンのGPS機能で現在位置を確認しながら歩いていた。
ホント心配やったけど、こういう人の手が加えられている形跡を見てちょっとだけ安心した。



(・_・)......ン? 車に小屋みたいなんが出てきたぞ、何かな・・・?       4:06



穂高平小屋でした。午前4時過ぎ、まだひっそりとしていた。 ここで夜空を見上げるとものすごい
星が綺麗だったので、自分のコンパクトデジカメで星の撮影をしようとあの手この手で15分くらい
頑張っていたけど、あんまりキレイに撮れてなかった。(ToT)ダー
やっぱり星を撮影するには三脚が必要です。 



うんうん(^-^)、槍ヶ岳へ行く道に間違いない。  先ほどの穂高平小屋でかなり時間をロス
してしまった・・・。   4:58



先の標識と同じ所です。  ここで右へ行くと穂高岳、まっすぐ行くと槍ヶ岳。    4:58



どんどん進んで行くのだ。



白出沢。 ここで川を渡る。  以前はここまで自転車で登って来て、帰りは楽チンで下山する
と言う人もいたようだが、現在は自転車も通行禁止なので持ち込まないように。   5:01



白出沢を渡る。登山口からここまで5kmくらいだろうか。歩いたことがない道を真っ暗闇の中で
歩くのはやはり不気味だ。    5:02



うっすらと明るくなってきた。   5:35



沢を渡る部分ではルートがハッキリとわからず迷いやすいので注意。   5:45



岩に白ペンキでマークがしてあるのでこれを見逃さないように。



だいぶ明るくなってきたのでこのへんでヘッドランプをしまいこんだ。   5:53



(・_・)......ン? 山小屋?? 写真は加工したので明るく見えるが、まだ薄暗い。
地図で確認したら、滝谷避難小屋のようだ。中にヘッドランプを点けて食事をしている人がいた。
「おはようございます」と挨拶して通過する。   6:03



滝谷避難小屋を過ぎるとすぐに沢を渡るのだが、ルートが非常にわかりづらい。
写真では木道が見えるが、これは間違いでここでは河原に下りずに右方向へ進んで行く。



木の枝にピンク色のテープが付いてるのがわかるだろうか? 一旦上流方向に進む。



明るくなっていたのでわかったが、完全に夜だと迷う可能性大。この木の橋も目印となる。



写真右端が滝谷避難小屋。そこからこんな感じで沢を渡る。



沢を渡ってすぐに右手に藤木レリーフがある。 銅板にいろいろ書かれているが、文字が小さくて
読みづらい。(;^_^A アセアセ   6:13



これまでずっと歩きにくかったがここで木道になった。横の桟木が足にひっかかってこれも
結構歩きにくい。(笑)  6:49



尾根伝いのルートと違い、水場が豊富なのが嬉しい。 川の水でも十分水道水よりもキレイかと。



木道が表れてしばらくすると山小屋が見えた。槍平小屋。  6:53
登山口から山頂までの全行程で、距離で見ると6割、時間的に見ると4割くらい
進んだ感じか。まだ半分も来てないのねん・・・(^。^;)フウ



昨夜がこの山小屋の最終営業日。今日も開いてはいるが、宿泊はできない。



小屋の前に木で作られた広場があった。ヘリの荷下ろし用かしら。



小屋を過ぎてすぐ先にテント場とトイレがある。水は無料。



3連休の最終日の朝だが、まだちらほらとテントが張られていた。昨日なら満員だったのでは。



ここのテント場、石がゴツゴツしていて痛そう・・・(笑) マットが必須アイテムやね。


山頂は遠い・・・まだまだ続きます。


home       back      next      index