2011/09/10 白山登山
8月下旬に、日本三霊山(三名山)の1つ、白山に登ってきました。 これまで剱岳と富士山にしか登ったことがなかったので、これでようやく3つめの山への登山です。 |
白山の位置 |
白山にはたくさんの登山道があるのですが、今回登ったのは白山の東側、岐阜県白川村から登る平瀬道と 言うルートです。この地図で言うと、大白川ダムまで車で行き、そこから歩き始めます。 |
午前6時、平瀬道の登山口に到着。登山口のホントに真ん前にも駐車場があるのですが、20台くらいで いっぱいになります。 私はちょっと離れたところの広場に駐車しました。離れたと言っても200mくらいなので たいしたことありません。(^_^) |
車を停めた広場から登山口へ向かうところ。奥に車がたくさん停まっているところが登山口です。 |
実は白山と言う独立峰はなく、御前峰、剣ケ峰、大汝峰の3つをまとめて白山と呼びます。ごらんのように いろんなルートがあります。今回私が登ったのは赤い線の平瀬道。登山者数で言うと、平瀬道よりも市ノ瀬から 登ってくる人の方がだいぶ多いようでした。 室堂からは白山最高峰の御前峰へ登り、お池巡りをして再び室堂に戻ってきました。 |
ここが平瀬道の登山口。早朝ならたくさん登山者が歩いているので初めて行った人でもすぐに 見つけられると思います。 6時20分、登山スタート。 標高1450m |
登山口で標高1450mもあるので早朝はちょっと涼しいくらいです。クワガタムシの雌が登山道を 歩いていたので、踏まれないように道の横に避けてあげました。でも時期的にはそろそろ寿命かな。 |
駐車場が白水湖のすぐ横なんですが、登り始めてから白水湖が見えます。すごい濃い緑色。 |
登山道は整備されていて歩きやすいです。 |
上から下の方を見たところ。 |
平瀬道は登山口の大白川から室堂まで6.9Kmです。剱岳早月尾根と比べるとさすがにかなり 緩い登りです。(笑) 道中あまり標識はなく、たま〜にこんな標識が出てくる程度。 |
視界の中にしめる緑色の割合がとっても多くて目によさそう。(^_^) |
(・_・)......ン? 気になる看板が出てきました。 |
曇り空ですが、明るい部分も見えます。 |
先ほどの標識から2.0km進むと次の標識が表れました。傾いてるし。(笑) |
さっきの看板に書かれていた登山道が一部崩壊って言うのはここのことですね。 たしかにこれはちょっと危ない。 |
傾斜が緩いのでのんびり歩いて行きます。 |
道の真ん中に大きな木が生えていました。 手前のケルンが登山道らしいですね。 |
大倉山避難小屋。 実は私、避難小屋と言うのを初めて見ました。 |
小屋の中は手前半分が土間みたいな感じで、奥の半分が板の間になっていました。 詰めれば10人くらいは寝袋を広げられそうな感じ。 ちなみにトイレや水はありません。 |
避難小屋って言う名前からすると緊急時用の小屋のような感じですが、実際はいつでも気軽に 利用できそうな感じでした。 |
これ、なんだかわかりますか? トリカブトです。根に毒があるんですよね。 |
室堂まで1.9km、だいぶ近づいてきました。(^。^;)フウ |
霧の中に入ってしまいました。 早く晴れてくれないかなぁ・・・。 |
これはマルバダケブキ(丸葉岳蕗)かな?? |
いろんな花が咲いてましたが、名前がわかりません。(;^_^A アセアセ |
トリカブトがいっぱい。 |
5.7km歩いてきました。結構遠いのねん。(^。^;)フウ |
またまた注意喚起の看板。 |
これは危ない。左側に落ちたら止まらないかも。万全の体調で通過しましょう。 |
下山する人とすれ違いました。とっても大きな杖を持っていたので「すごいですね」って声を かけると、「熊が出たらコレで格闘するんや」って言ってました。コワ〜 {{{{(+_+)}}}} |
森林限界を過ぎると大きな木がなくなり、とっても視界が開けてきます。 |
室堂まであと0.6km。 もう一息だ〜。 |
さっき標識があったばかりですが、また標識が出てきました。ここは南龍ヶ馬場への分岐点みたいです。 |
8月だと言うのに雪を発見。すご〜い。 |
誰もいないのに三脚が立っていました。この装置はなんなんでしょう?? (・_・?)ハテ |
w(゜o゜)w オオー! ついに見えた〜 あれが室堂か〜 思ってたよりも建物がたくさんあるなぁ。 |
なだらかな丘と言う感じでいい雰囲気です。天気も晴れてきてよかった。(^_^) |
9時35分、室堂に到着。登山口から6.9km、3時間15分でした。 8月下旬でしたが、まだまだシーズン中とあってたくさん人がいました。 正面に見えるのが白山の最高峰の御前峰(2704m)です。 |
何枚か写真を撮ってつなげてみました。 |
室堂の建物の内部。郵便局もありましたよ。今日は日曜日で休みでしたけど。(笑) |
公衆電話もありました。でも夜はつながらないみたい。 |
新しい建物を建設中でした。近年の登山ブームでやってくる人が増えたのかな。 |
いきなりガスがかかってきました。 9時55分、山頂へ向けて出発。 |
室堂ではトイレ休憩程度にし、すぐに白山最高峰の御前峰を目指しました。 初めてでも案内の看板が設置してあるので、ルートはわかりやすいです。(^_^) |
室堂から御前峰の山頂まで高低差が300mほどしかないので、ザックは室堂の広場のベンチや 建物の中に置いといて、ペットボトル1本だけの超身軽で登っている人がたくさんいました。 |
ご覧のように、室堂から1.1kmほどで山頂です。 |
高天ケ原って言う地名、他でも聞いたことがあるような・・・。 |
10時30分、御前峰山頂に到着。登山口から4時間10分、室堂から35分かかっています。 |
白山奥宮、下山の無事を祈って (^人^)オ・ネ・ガ・イ |
山頂、ちょっと急な崖になっている部分もあるので要注意。柵もないですし落ちたら大変です。 |
とりあえず山頂にて記念写真。 |
山頂から室堂はすぐ目の前に見えます。 |
こんな標高の高いところでも生息してるんですね。なんていう昆虫かな? |
御前峰からまた室堂へ戻る人がほとんどでしたが、私はお池めぐりと言うコースをまわってきました。 |
ガスの濃いところとそうでないところの違いがすごい。 |
ちらっと見えた青空、もっと晴れてくれ〜 |
白山の山頂付近、たくさん池がありました。 |
さっきまで自分がいた、御前峰。 |
よ〜く見たら人がいるのがわかります。遠くから見たらなだらかそうな山ですが、近くで見ると ご覧のとおり、山頂はちょっとだけ険しいですね。 |
この池の水はどこからやってきているのでしょう・・・(・_・?)ハテ |
ちらっと白いモノが見えたのでもしや?と思ったら、やはり雪でした。ほんのちょっとだけでしたが、 この時期でも残っているのがすごい。 |
また別の池、山頂付近はたくさ〜ん池があります。 |
いくつかの案内看板がありました。 |
これで空がスカッと青かったら気持ちいいんだろうなぁ。 |
白山の山頂付近は一番高い御前峰の他、剣が峰と大汝峰の3つの山があります。日帰りで全部 回れたら結構な健脚かも。 |
室堂を出発してからぐるっと一周するようなコースで歩いていました。室堂近道が0.9km、もう一方の ルートは1.5kmと普通なら近道の方がいいはずなんですが、他の登山者のみなさんが全員遠回りの ルートへ進んで行くので、私も同じように遠回りルートに進みました。 |
今度は目の前に大きな残雪を発見。もう少し経てば一気に寒くなってきて溶けきらないと思うので、 このまま行けば万年雪になり得る??(笑) |
すぐ目の前にあったので雪に触れられるところまで降りて行きました。 |
こんな感じ。 |
ひゃー、冷た〜い。 |
調子にのって何枚も写真を撮っちゃいました。(笑) |
これも高山植物。たくさん咲いてたんですがなんて言う花かしら? |
これもキレイな花ですね。 |
気持ちのよいルートでした。 |
赤い実がなってますが、これは食べられないんですよね? |
室堂ターミナルが見えてきました。 |
12時ジャスト、再び室堂に到着。ここを出発して御前峰へ行き、お池巡りをして再びここへ戻って くるまで2時間05分でした。 午前中よりもさらに人がいっぱい。 実はこの日、うちの近所の方と登山の途中で偶然にも会ったのでした。 なんとその方とは4年前の10月にも剱岳の山頂付近で会ってるんですよ。すごい偶然。 |
ターミナルの建物の中も賑やかでした。 |
ちょっと休憩。(*^¬^*)ウィーッ ってこれはノンアルコールです。去年富士山の山頂でビールを 飲んで、メチャクチャ頭がガンガン痛くなったもんで、高所でのアルコールは控えるようにしました。 1本350円なり。さすがに山上価格。(笑) |
12時15分、大白川へ向けて下山開始。来た道を戻っていきます。 |
(^0^)/~~see you ! 今度来る時は剣が峰と大汝峰にも登るぞ〜 |
下山途中でたまたま一緒になった人が高山植物にとっても詳しくて、道中に咲いている草木の名前を 全部教えてくれました。この緑色の花みたいなのも聞いたのですが、覚えきれない・・・ (;^_^A アセアセ |
行きよりも帰りの方が疲れているので危ないところは慎重に。 d(^-^)ネ! |
最近よく聞くタイムリーな花、「なでしこ」です。 |
行きは素通りした大倉山避難小屋、帰りに立ち寄ってみたら、寝袋が広げてありました。 ここで寝泊まりする人がいるみたいですね。テント張ることを思えばここで寝泊まりできるなんて とっても快適。(^_^) 無料ですし。 |
トイレはないのですが、携帯トイレが置いてあり、このドアの向こうで用を足すようです。 |
建物の半分はこんな感じになっています。 |
いつも思うのですが、下山の方が気分的に長く感じるんですよね。(笑) あの湖が見えるところ まで下りて行かなくてはなりません。(^。^;)フウ |
帰りはあまり写真を撮らずに一気に下りてきました。登山口にある休憩所です。やっと下りてきたよ。 |
朝は満車だった登山口直近の駐車場。だいぶ数も減っていました。 |
室堂では宿泊もできるのですが、この山なら大抵の人は日帰りも十分可能だと思います。 平瀬道の登山口には温泉があります。国道156号線まで戻れば、平瀬の温泉街もありますし、 道の駅にも温泉があるので疲れを癒すのにはいいですよ。(^_^) |