2011/08/07 鹿児島旅行 その3



この方はバスガイドさんでは
なく、今回のツアーの添乗員
さんです。お世話になりました。



鹿児島県霧島市にある塩浸温泉。
日本で最初の新婚旅行と言われる坂本龍馬とその妻お龍が訪れたと言われています。



写真中央付近にある小さな湯船が実際に坂本龍馬夫妻が入ったと言われているところ。



ちょっとピンぼけですいません。 龍馬とお龍の像。



龍馬の湯治を兼ねた新婚旅行の言われが書かれています。



2010年に設営されたばかりの公園でとてもキレイでした。でも連日の雨で川は濁流。



1903年に開業し、建造された嘉例川駅の駅舎。100年以上の歴史がある建物です。
今回のツアー名が「陽光の南九州 指宿・霧島と九州鉄道100年物語」と言う名前でして、今年開業
したばかりの九州新幹線から、100年以上前に開業したJR線までと鉄道もツアーの目玉となってます。



嘉例川駅舎の内部。今は無人駅ですが、かつては6名の駅員さんがいたそうです。



線形が直線でないことから、右手の草が生い茂っている部分にも昔は線路とホームがあり、列車の
すれ違いができる駅であったことが伺えます。



この駅はバスでちょっと寄り道しただけなのですが、ちょうどタイミング良く列車がやってきました。(^_^)



鹿児島と言えば焼酎でも有名ですね。老舗の焼酎工場見学にも行って来ました。
この工場、その昔「河内源一郎」と言う人が研究を重ねてよい焼酎を造り出せるようになったのですが、
韓国のマッコリの製造で使われている麹にもこの「カワチ菌」が使われているそうです。



なぜか焼酎工場のスタッフの方が薩摩示現流の演武を披露してくれました。刀がなくても
木の棒を使って相手を倒すとか。すごい大きな気迫のこもった声でびっくりしました。w(゜o゜)wワオ!!



お決まりの試飲・・・購入となります。私も買ってしまいました。(笑)



前立腺の友? どんな効能があるのでしょうか??



朝ホテルを出てからずっとバスで移動していたのですが、この吉松駅からはJR線での旅となります。



駅前に静態保存されていたC55 旅客列車用の機関車です。



こんなすごい鉄の塊が蒸気の力で動くんですから不思議ですよねぇ。



その昔、石炭は機関士が人力でくべていました。 これもかなりの重労働だったかと思われます。



石炭と水を積んでいたテンダーと呼ばれる部分。



ひっそりとたたずんでいる C55



地方の山間部で駅間距離が長いので、ちょっと乗るだけでも結構な料金になります。



焦げ茶色に塗られた渋い車両ですね。



こちらは観光列車の「いさぶろう・しんぺい号」、全席指定で私達はこれに乗ります。


今回乗車した肥薩線の吉松〜人吉の区間



車内はちょっとレトロ調かな。



吉松駅出発前にみんなで記念撮影。ちょっと恥ずかしい・・・(*^_^*)



3日目の昼食はこの列車内で駅弁です。



おいしそ〜 いただきま〜す。(^_^)



観光列車とあって、いくつかの駅では5分から10分程度の停車時間があり、その間に駅周辺を
散策できます。



真幸と書いて「まさき」と読みます。真の幸せと言うことで入場券もよく売れるとか。
写真に写っている人は観光客向けにお土産や入場券を売っているスタッフです。



駅の外に出てみました。とってものどかなところで、JRの利用者もほとんどおらず、廃止も検討された
のですが、観光路線としてPRしようと言うことで廃止は免れたのでした。



ホームの長さからしてかつては長大編成の列車が走っていたと思われます。現在は手前の方の
かさ上げされている部分しかホームは使っていないのですが。
ここも線路の左側に不自然な空き地があるところから、かつてはここにも線路とホームがあり、
列車のすれ違いも行っていたのではと思われます。



日曜日と言うこともあってお客さんもいっぱい。



この超ローカルな路線がどうして観光路線として生き残ったかと言うと、全国でも珍しい、急勾配の
山岳路線にだけ見られる「スイッチバック」と「ループ」方式の路線であるのも1つの理由です。
スイッチバックとは簡単に言うと山をジグザグに登っていく方法。列車は通常は前にしか進みませんが、
スイッチバックの路線では前に行ったり後ろに行ったりとジグザグの度に進行方向も変わります。
先ほど降り立っていた真幸駅が目の前なのにもうこんなに高低差があるのは、スイッチバックで
登って行ったからです。


スイッチバックの動き



肥薩線が廃止にならなかった理由のもう一つは日本三大車窓と呼ばれる眺めのよさ。晴れていれば
向こうの方には霧島連山が見渡せます。この眺めの良さ、日本有数の山岳路線です。



次は矢岳駅付近の散策です。ここにもSLが静態保存されていました。



何にもないのがいいところかも。(笑)



この駅舎も開業当初のものかな?? かなり古そうですね。



矢岳駅の駅前の様子。付近に家は見あたらないのですが・・・。



駅の待合室に掲げてある時刻表が漢数字で書かれているのが昭和を感じさせます。



広い待合室。かつてはここも賑わっていたのでしょうか・・・。



駅名表示板もなかなかいい味出してます。



ここも左側には使われなくなったホームがあり、かつては駅員さんもたくさんいて、列車のすれ違いも
行っていたことが想像できます。



向こうに見えるのは大畑(おこば)駅、今からあそこまで一気に降りて行きます。



これが有名なループ、日本では北陸本線の滋賀〜福井の県境と、上越線の群馬〜新潟の県境の
山間部にあるくらいかな。とても珍しいルートです。



ループをぐるっと一周して大畑駅まで降りてきました。



車内からみた大畑駅の駅舎



こちらは駅の外です。



SLが走っていた当時使われていた給水塔が残っていました。SLって石炭もたくさん必要ですが、
その3倍くらい水を消費するんですよ。



大畑駅の待合室にはたくさんの名刺が貼られていました。名刺、持ってくればよかったかな。



こちらも時刻表は漢数字表記でした。



まもなく発車しま〜す。(^o^)ゞ



このホームもかさ上げしているのがわかりますね。右側は低くて左側は高くなっています。



今回の列車の終点の人吉駅に到着しました。これまでの駅と違ってこちらは真新しい感じ。



駅前の道路です。



添乗員さんに言われて初めて気がついたのですが、なんとSLが動態保存されているではないですかっ!!
煙を吐いているSL見るのなんて何年ぶりかしら。感動!!


鉄道での移動および今回の旅行のイベントはここで終わり、ここからは再びバスに乗って博多駅を
目指すのですが、ここ数日の大雨で九周新幹線は運休、高速道路も一部区間通行止めと言う情報が
入ってきました。(;^_^A アセアセ 帰りの新幹線、間に合うのでしょうか・・・


高速道路に乗って博多を目指して走っていたら、バスがいきなり急ブレーキをかけたので何かと思って
前を見たら、目の前で大事故が発生していました。車がひっくりかえってて・・・w(゜o゜)wワオ!!
この区間も私達が通った直後に通行止めになっていました。ホントに今回の豪雨、(*_*) マイッタ



私達と同じツアーで1日先に大阪を出発したグループと、1日後に出発したグループのどちらも雨で
新幹線が運休し、ツアーの行程変更を余儀なくされたそうですが、幸か不幸か私達のグループは、
博多到着が遅れはしたものの、当初の予定をすべてこなして帰りの新幹線にもギリギリ間に合う
ように博多に到着。ヨカッタ。 

写真は博多駅、すごい人です。やっぱり大都会。



帰りの車両が入線してきました。カモノハシのような鼻先が特徴。



のぞみ64号 18時30分発に乗車します。大阪まで600km近くあるのですが、わずか2時間半で
着いてしまいます。すごいなぁ。



帰りの新幹線でもまたまた携帯を充電。(笑) テーブルタップを持ってきていた同僚、助かりました。


楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。今回の鹿児島旅行、天気はずっと雨でしたが、普段なかなか行けない
遠方の地へ行き、開業したばかりの新幹線にも乗り、中学時代に旅行したなつかしの路線にも乗ってと
大変堪能した旅行でした。 
新大阪でツアー解散した後は、私の車に6人乗車して富山へ・・・帰宅は深夜になりましたが、明日以降の
仕事のパワーにつながる充実した3日間でした。

来年はどこへ行こうかなぁ・・・。


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