2011/05/06 東北旅行その4

 最後の車中泊で結構眠れはしたのですが、年寄りなもんで朝もまだ暗いウチから目が覚めて
しまいます。東北旅行4日目、最終日はこの4日間で一番いい天気でした。(^_^) 


5月4日の移動経路。 道の駅かほく→山形道寒河江SA前の温泉→山形県高畠町→富山の自宅


 道の駅かほくで車中泊していたのですが、5時前に目が覚めました。
気温が下がって冷え込んだのですが、私だけ毛布ナシだったので体が冷えて目覚めた時
にはブルブル状態。 そんな体を温めようと、早朝から空いている温泉をガイドブックで
探していたら、近くに朝6時から営業している温泉を発見。\(^O^)/ヤッター
山形道の寒河江SAの真ん前にある「寒河江ゆーチェリー」って言う温泉。
寒河江SAの高速道路内に車を停めていても歩いて行けそうです。
露天風呂の目の前には最上川が流れ、源泉も3カ所別々の所から引いているので
3種類の違った温泉がいっぺんに楽しめると言うなかなかおいしい温泉でした。
6時前に着いていたので、開店と同時にすぐに温泉へ。(^_^)


 この路線図の中央付近の「高畠」と言うところに、大阪の実家がとても近所で、小学生の頃からの幼なじみだった
友人が住んでいます。久しぶりに顔合わせしようと言うことで、温泉に入った後にそちらへ向かったのですが、
車を走らせていると道路沿いに線路が走っているではないですか。私の鉄道熱がどんどん熱くなり、(笑) 
例によって携帯電話の時刻表で調べたら、これまたいいタイミングで電車が来るところ。(^_^)
と言うことで、左沢(あてらざわ)線の羽前長崎駅から乗車、山形駅で奥羽本線に乗り換え、羽前中山駅まで
ミニ鉄道旅行をしました。(^_^)

鉄道に乗って喜んでいるのは私1人だけで、嫁はもちろん、ボンもボン2号も「僕は車でいい〜(^_^メ)」なんて
言ってて・・・。お父さんはこんなに鉄道好きなのに、子供達は全然興味なし。(~--)/(^^;) なんでやねん!


ここが羽前長崎駅です。小さな駅でしたが、駅員さんがいて切符を売っていました。



駅前のロータリー。田んぼが広がるのどかな所ですね。 ここからしばらくは嫁に車を運転してもらいます。


さすがに私が鉄道旅行をしていた1980年代とは車両が違う。昔は日本中どこへ行っても同じような
色の車両ばかりでしたが、今は色とりどりの車両が見られます。



今回の東北旅行4日間のうち、こうしたミニ鉄道旅行は3回やりましたが、3回とも運転席の後ろに
張り付き。40歳過ぎた大きな子供です。(笑)



私が住む富山県でもそうですが、地方では1人1台車が当たり前で、車がないと生活できないので、
18歳になったらみんな免許を取って車を買います。必然的に鉄道利用するのは免許を持たない
高校生ってことに。この車内、私以外は全員高校生かも・・・。



北山形駅を過ぎて奥羽本線と合流して思ったのですが、左側とこちらで線路の幅が違う・・・(・_・?)ハテ
私が鉄道マニアだった1980年代は、今自分が乗っている側と同じ、狭軌しか無かったのですが、
新幹線が通るようになってから様子が変わったのかな・・・(~ヘ~;)ウーン 謎だ、気になる〜。



山形駅に到着。左沢線の列車はここで終点で、ここから先は奥羽本線の列車に乗り換えます。



左が左沢線、右が奥羽本線の車両。左沢線から降りて来るのはやはり高校生がほとんど。



奥羽本線の電車の前でボン2号の記念撮影。全然楽しくなさそう・・・(^_^メ)



12歳の頃からそれはもう、日本全国津々浦々まで鉄道旅行をしていたので、線路を見れば
狭軌(レール幅1067ミリ)か標準軌(レール幅1435ミリ)かがすぐにわかります。これはどう見ても標準軌。
JRの在来線は日本全国狭軌だと思っていたのですが、この奥羽本線、普通列車が走る路線なのに
標準軌とはこれいかに・・・。

富山に帰宅してから調べてみたら、山形新幹線開業当初は3本のレールで標準軌と狭軌を併用し、
標準軌の新幹線と狭軌の在来線で同じ線路上を走らせていたのですが、後年になって在来線の台車
を標準軌のモノに交換して、狭軌のレールを撤去したようです。車両の幅は狭軌の時のままで、線路幅
が標準軌になったので、この普通列車はかなり安定した走行ができそう。

なんのことかわからんって?? 軽く流してください・・・(;^_^A アセアセ



山形駅は山形県の県庁所在地なので立派な駅で周辺も都会っぽいですが、わずか2駅先になると
ご覧のようにとってもローカルな雰囲気に。 茂吉記念館前駅。先日は宮沢賢治記念館に行った
ことですし、今度来る時はここにもゆっくり寄ってみようかな。



寒冷地では寒い時期、暖房を逃さないために列車のドアの開閉は乗客が自分でやります。
乗降客が少ないので、客が出入りするドアを客が自分で開閉するのです。客が乗降しないドアは
しまったまま。また、停車時間中でも車内の客が自分でドアを閉めることもできます。
もちろん、走行中は開けることはできません。
客がドアごとに自分で開閉するなんて・・・寒冷地の常識、都会では非常識??(笑) 

写真はうちのボン2号がドアを開閉するボタンを押すところ。



私の25年前の知識では、この色の車両は直流用だったんですが、ここは交流区間なので、
私の古い知識ももう役に立たないですね。(ToT)ダー



10時前くらいに幼なじみの友人宅に到着。山形名物玉こんにゃくドロップスをいただきました。(笑)
なんかヘンな味・・・(笑)



彼が幼なじみで、小学校と高校が一緒だった
「たるいち」君、バイオリン教室の先生です。
私達のリクエストで1曲弾いてもらいました。
すご〜い癒されます、感動です。
(^^)// ハクシュハクシュ
家の前で記念撮影。また来るね〜
(^0^)/~~see you !





高畠には大きなワイナリーがあります。
前回ここへ来たのはちょうど10年前の
ゴールデンウィーク。その時もうちの
子供達2人とも連れてきていたのですが、
本人達は当然覚えていませんでした。
(笑)



この日はイベントが開催されていて、たくさんの人で賑わっていました。と言っても広大な
駐車場の割には入口の真ん前に駐車できたんで、例年よりは少ないんでしょうね。



山形県産のお肉を使ったロースハム。おいしかったよ〜。



遊佐未森さんのコンサートが開かれていました。
私と同年代の人なら一度は聞いたことが
あるはず↓

日清カップヌードルのCM



たるいち君のオクサマに教えていただいた、ソーセージやハムの専門店でお店の名前は「ファイン」
ワイナリーのすぐそばです。なんでも、ドイツのコンテストでたくさん金賞を取っているとか。
是非買って帰ろう。



店内にはたくさんの賞状が飾られていました。すご〜い。



正面には飾り切れず、横にまでゴールドメダルの賞状が。



商品は真空パックになっていて、保存料は一切使っていないのですがどれも日持ちするので
安心です。写真のソーセージやハムなど、一袋500円前後です。



次に行ったのは、前から食べたかった米沢牛。10年前に来た時の味が忘れられず、この10年間
ず〜っと「米沢牛食べた〜い」って思い続けてました。(笑) 現地在住のたるいち君に教えてもらった
米沢牛の専門店、「肉の斉院」 この他にも米沢牛を買えるお店は近隣に20店舗くらいあります。



こちらもたるいち君のオクサマがオススメしてくれた、米沢牛のメンチカツ。早速買ってその場で
いただきました。 メチャウマ〜(^_^)



米沢牛を買うために、自宅からちゃんとクーラーボックスも持ってきています。 どれにしようかなぁ〜



たくさんあって迷います。



これが、メンチカツ。米沢へ行くことがあれば是非食べましょう。


たるいち君宅から高畠ワイナリー、米沢牛のお買い物とこれで東北旅行4日間の現地観光は
終了です。後は富山へ直行・・・。と思いきや、またまた国道沿いに田舎情緒たっぷりの
ローカル線が・・・(笑)  いつものごとく、時刻表チェック。1日に数本しか走っていない
路線ばかりなのにどうしていつも、乗ってくださいと言わんばかりに私の動きにピッタリフィット
した時間に列車が走っているのでしょう。(笑)


と言うわけで今回乗車したのは米坂線の伊佐領駅から越後片貝駅まで。降りる駅の決め方ですが、「地図を見て、
景観の良さそうな区間をとりあえず堪能し、それを過ぎて以降で車を駅前に着けやすい、なおかつ無人と思われる駅」
と言う感じで降車駅を選定しています。これまでの経験から、行ったことがなくても、たいていは私の予想通りの
ロケーションの駅に降り立つことができました。



これが伊佐領駅。国道のすぐ横にありましたが、静かなところでした。利用者はほとんどなさそうで、
トイレもあって、バイクや自転車で旅している時の駅寝用の駅としては合格点です。(笑)



かつては向かい側にもホームがあり、列車交換もしていた面影が残っています。その頃は
駅員さんもいて栄えていたんでしょうね。



左側の使われなくなった線路に沿って、ホームがあったと面影が残っているのがわかるでしょうか?



この伊佐領駅、駅前に数件の家があるだけで、その数件の住人のためだけの駅と言う感じでしたが、
いくら人口が少ないとは言え、駅前なのに携帯圏外って・・・( ̄□ ̄;)!!  



定刻通り、列車がやってきました。さすが正確さ世界一と言われるJRの列車ダイヤ。



ここも電車ではなくディーゼルカーです。ここの駅での乗降客は私1人だけでした。



途中の列車交換(すれ違い)の出来る駅。先ほどの伊佐領駅もかつてはこんな感じだったんでしょうね。



ここも線形が不自然なことから、左手にもホームと線路があったことがわかります。


この後、越後片貝駅で列車を降り、嫁と合流。そこからはどこも観光にも寄らず、富山の自宅まで直行
しました。本日の走行距離570km、最後の方は疲れてクタクタで、途中で眠気覚ましのドリンク剤
飲んで運転頑張りました。(^。^;)フウ

今回の東北4日間、連休中だと言うのに一度も渋滞に遭わず、それどころかびっくりする
くらい車も人も少なかったです。まだまだ復興には時間がかかりそう。沿岸部だけでなく、内陸部
にも各所に「がんばろう東北」の看板やのぼりが見られました。

ボランティアには行けませんでしたが、東北の経済発展に少しは貢献できたかな・・・。


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