2006/11/03 自転車組立 

 今年の6月にマウンテンバイク(以下MTB)を買ったのですが、パーツをちょくちょく
改造しているうちに結構たくさんのパーツが余ってきたのでした。そしたらちょうど先日
会社の後輩がMTBのフレームとホイールを交換して元のヤツが余ったと言うので
格安で譲ってもらうことに。
これでほぼ1台分のパーツが揃ったので、思い切ってもう1台組み上げることにしました。
1台は私好みのパーツばかりで組み上げたお気に入りマシン、もう一台はノーマル
パーツばかりで組み上げたサブマシンと言う感じ。


これが後輩に譲ってもらったMTBのフレーム。
完成車で10万円の自転車のフレームなので結構
高級フレームです。とっても軽いのだ。(^-^)
これはハンドルを動かす時の可動部分に必要な
ベアリングのセット。ヘッドパーツと言います。
フレームの前の部分に取り付けます。



先のヘッドパーツをフレームの取り付けている
ところ。ベアリングの受け皿はネジ止めではなく、
圧入するので上下からグッと抑えつけて取り
付けます
前輪を支持するフロントフォーク。
指先のパーツは先のヘッドパーツの一部で
ベアリングがあたる部分。下玉押しと言います。
その下玉押しをフロントフォークに取り付ける
ところ。



この下玉押しも打ち込んで取り付けます。
これは専用工具ではないのですが、ちょうど
いい大きさの水道用のビニルパイプを使って
打ち込んでいるところ。
フレームにフロントフォークを付けました。
手にしているのはスペーサー。説明は次の
写真をご覧ください。



先のスペーサー、このようにつけます。この
スペーサーの厚さや枚数を調整してハンドルの
高さが決まります。
これはフロントフォークにハンドルバーを
取り付けるためのパーツでステムと言います。
これだけで何千円もするのねん。しかも
一番安い部類で・・・(;^_^A アセアセ
(これも後輩に格安で譲ってもらいました)



ステムとハンドルバーを取り付けました。
スペーサーはこんな感じです。ハンドルの
高さはフロントフォークの突き出しの長さでほぼ
決まってしまい、あまり高さの調整はできません。



これは「ニップル回し」と言う工具。
スポークの張り具合を調整する工具です。
スポークのこの部分、ネジになっていて
ここを回すとスポークを張ったり緩めたり
できます。ぶつけたりガタが来たりして歪んで
きたホイールはこのスポークの張り具合を調整
すれば元に戻せます。



リアホイールの多段ギヤ(以下スプロケット)
を交換するところ。前のモノはギヤ比がロー側に
寄り過ぎていて私好みではなかったので、もう少し
ハイスピード用のスプロケットに交換。
元々は13T〜32Tのスプロケットを11T〜28Tに
変えました。
(13Tとか言うのはギヤの歯の数)
これも特殊工具が必要。(借りてきました)
左のスプロケットを外すのにこんなモノも
必要です。スプロケット抜きとそのままの
名前。(笑)



外したスプロケット。左の4段は組み替えでき
ませんが、右側の、つまりトップ側の4段は
自分の好みのギヤに交換できます。
リアホイールにスプロケットを取り付ける
ところ。リアのベアリングが入っている部分の
ことを「ハブ」と言います。
そしてフロントホイールのベアリング部分は
「マングース」と言います。


・・・って言うのは冗談で、フロントもリアも
「ハブ」です。(;^_^A アセアセ


スプロケット取付完了。



作業風景。(笑) 細かいネジやパーツを無くさない
ようにシートを敷いて作業。
2台の自転車がバラバラに。
ホイールを付けて自転車らしくなってきました。



ハンドルバーにブレーキレバーとシフトレバー、
そしてグリップ(握るところ)と、夜間走行用の
ライトを取り付けました。
各ワイヤーの取り回しはまた後ほど。
ハンドル周り。スピードメーターも
つけました。



こんどはクランクとフロントギヤの取り替え。
こちらはサブマシンですが、クランクとフロントギヤ
はブランド品なのでこれを外してもう一つの
フレームに移植。
まずは六角レンチでボルトを緩めると。
クランクはほとんどの自転車ではクサビを
打ち込むような原理で取り付けられているので
ボルトを緩めただけではクサビが利いていて
外れません。そこでこの特殊工具が必要の
なります。「コッタレス抜き」と言う工具。



ボルトを抜いた後、ボルトが刺さっていた
穴をこれで一旦ふさぎます。
次にコッタレス抜きをクランクにねじ込んで
外側を締めていくとクランクが抜けてくると。
ちょっとややこしいかな・・・



クランクが外れたら今度はベアリングが
入っている可動部分を外します。ここでも
特殊工具が必要。
ペダルを漕ぐ時にクルクル回る、ベアリングが
入っている部品。「ボトムブラケット」と言います。
通称B・B 昔はベアリングの玉が1つずつ
バラバラで、分解するときに無くさないように
気を付ける必要がありましたが、今時のB・Bは
カートリッジ式で一体化してます。楽チンだ〜



先のB・Bをメインのマシンに取り付けました。
B・Bにクランクとペダルを取付。



今度はブレーキ取付。ブレーキは形状によって
何種類かあるのですが、これはVブレーキと
言うタイプのもの。MTBでは主流。
こちらは前輪。
ワイヤーを取付たらこんな感じ。



後ろも同じブレーキ。
ワイヤーを取付、これで前後ブレーキは完了。



そろそろ終盤。フロントディレイラー
(前段変速機)の取付。

ギヤの大きさやフレームのサイズ、また
ワイヤーが上に引っ張るか下に引っ張るかで
種類が違ってくるのでこれを買う時は自分の
自転車に合うかどうかしっかりチェックする
必要があります。
変速の際に大きく動きすぎてチェーンが
脱線しないようにトップ側とロー側の双方に
「これ以上は動きませんよ」って感じの可動範囲を
調整できるネジが着いています。
ワイヤーを張って実際に変速してみて、
スムーズに変速するかどうか何度も試しながら
調整していきます。



写真左
リアディレイラー。これはフロントディレイラーほど細かく種類を調べる必要はありませんが、
キャパシティーと言うのが重要で、これだけは合うかどうか調べる必要があります。

@:フロントギヤの最大と最小の歯数差
A:リアスプロケットの最大と最小の歯数差
上記の@とAを足したモノがトータルキャパシティ。

この自転車では
フロントギヤの最大が44T、最小が22Tで歯数差が22
リアスプロケットの最大が28T、最小が11Tで歯数差は17
この2217を足した39がトータルキャパシティ。

写真のディレイラーのトータルキャパシティは45まで対応できるので私の自転車の39なら大丈夫と。
ちなみにフロントディレイラーも購入時はキャパシティのチェックが必要。



写真右
リアディレイラーにもフロント同様、可動範囲の限界を微調整するネジがトップ用とロー用の
2つあります。Hと書いてあるのがトップ側、Lと書いてあるのがロー側です。
「ハイとローの頭文字」
ワイヤーを張ってネジで微調整を行い、スムーズに変速するようにします。

これで完成だ〜 \(^O^)/ヤッター



こちらが私がメインで使用するMTB。
中古パーツを多用したとはいえ、総費用で
4万6千円。
新車買えるやんって? (笑)

この状態の完成車をお店で買ったら25万円
くらいするかと・・・
この自転車を6月に買って改造して先日
まで乗っていたのでした。
写真は完全にノーマルパーツに戻した状態。
新車で2万4千円で買ったのですが、
左の自転車と比べるとこっちの方が
よさそう? (笑)
でも見る人が見れば全然違うんですよ〜
(-_☆)キラリ

2台も要らないので売りに出そうかな。


 できあがった自転車で早速試運転してきました。友人のトラちゃん宅まで
片道43.2km 所用時間2時間3分で平均速度はおよそ21km/h 
w(゜o゜)w オオー! 高校生の全盛期の頃を変わらないスピードでは
ないかっ!! 
って実は20年前とは自転車の性能が格段に違うもんで・・・(笑)

時計を見ながら走ったわけではないのですが、家に帰ってみると帰りのタイムも
行きとまったく同じ2時間3分。偶然ってすごいですね〜 
明日は筋肉痛だな・・・(;^_^A アセアセ


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