2006/10/25 ボイラー交換 

 先月の話ですが、うちの家の灯油ボイラーの具合が悪くなりました。
ROOKIE家、ガスはまったく使っていませんで、調理は電気、お湯は灯油ボイラーを
使用しています。都市ガスと違って地方のプロパンガスはガス代が結構かかる
もので・・・

 んでその灯油ボイラー、とりあえずメーカーさんに来てもらって応急処置はして
もらったのですが、1ヶ月くらいしかもたないとのこと。(ToT)ダー
ボイラーが壊れると、風呂も入れませんし食器洗い機も使えません。これはなんとか
しなければ・・・

業者さんに見積もりをしてもらうと、ボイラー代と作業料で20万円!!
Y(>_<、)Y ヒェェ!  
ま、電気温水器を導入することを思えばそれでも半額くらいなのですが・・・
とりあえずボイラーのカタログだけもらって工事は保留しました。

 ネット通販でいろいろ調べると、先の業者さんが提示したものとまったく同じ型の
ものが送料税込みで9万円。安っす〜い。 それは商品代金だけで取付工賃は
含まれていないのですが、ここは思い切って自分で取付してみることに。
ネット通販、かなり安かったので、見積もりの業者さんが言っていた機種より
もワンランク上の火力が強いものを購入しました。それでも業者さんに頼むのに
比べて半額以下。(^-^)
さてさて、あとは無事に取付できるかが問題です・・・(~ヘ~;)ウーン

雨が降っていましたが、頑張ってチャレンジしてみました。


新旧ボイラーです。右側の新しいボイラー、
能力が1.3倍のものですが、やはり時代の
進歩かしら、サイズは小さくなっています。
ちなみに新旧ともにTOTO製。

ボイラーの配管、厳冬期に凍ってお湯が
出なくなることが一冬に2〜3回くらいあるので
自分で断熱材を巻いたのですが、手抜きで
やったのでボロボロに・・・(;^_^A アセアセ
断熱材を初めて取り除いてみたのですが、思って
いたのと全然違う・・・w(☆o◎)wガーン
古いボイラーと同じメーカーの同じ種類のモノを
買ったので簡単に交換できるかと思っていたけど
甘かった・・・
写真のとおり、銅配管で曲げたり伸ばしたりは
できないので配管からやりなおさなければ・・・
(~ヘ~;)ウーン 弱った・・・



 ここで作業はストップ。銅の配管材を探しに近くのホームセンターへ行ったけど、
置いてません。(ToT)ダー 15キロほど離れたこのエリアでは最も品揃えのいい
巨大なホームセンターへ行ったけどやっぱりありません。(ToT)ダー
これはかなりマズイ、マズイぞ〜 今更業者に工事だけ頼むのもカッコワルイ
しなぁ・・・(;^_^A アセアセ

水道工事屋に勤めている知人に電話していろいろ聞いてみましたが、
見てみないとわからないとのことで、現状をデジカメで写真に撮って、その
デジカメ持って知人宅へ直行。

そこはさすがに本職、工法や材料、必要な工具など的確に見繕っていただき、
その日は日曜日で会社も休みでしたが、専用工具も会社の倉庫へ行って
貸してくれました。ありがたや〜 (^-^) あとは自分でなんとかできるはず。



既設の銅配管、銅のままつなげる工法は今は
ほとんど行われていないとのことで、下の方で
カットして、後はステンレスの配管につなぎ
変えることになりました。

パイプカッターで銅配管を切って、接続が
きっちりできるようにサンドペーパーで磨き
終わったところ。

写真右に見えているのがステンレス製の
フレキシブル(可倒)管。
銅とステンレスをつなぐ異種接続継ぎ手に、
クリームハンダを塗っているところ。
ハンダって糸のように巻いてあるやつは以前
から知っていましたが、このようにクリーム状の
塗るタイプのモノは知りませんでした。

やっぱ餅は餅屋ですね。(^-^)




クリームハンダを塗った異種間継ぎ手を
奥までキッチリはめ込んだ後、ガスバーナーで
加熱してはんだ付けをします。ホントはここで
銀ロウ付けをしないと強度的に心配なの
ですが、ちょっと手抜きでハンダでやって
しまいました。(;^_^A アセアセ
銅とステンレスの異種管継ぎ手をハンダ
付けしたところ。ここから上はステンレスの
フレキシブル管になります。



ステンレスのフレキシブル管の切り口を、
ラッパ状に加工しているところ。この工具は
借りてきました。袋ナットと言う特殊形状の
ナットを先にステンレス管に通しておき、その後
管口をラッパ状に加工することによって
接続できるようにします。
水道(水とお湯)の配管はこれでなんとか
うまいことできそうな感じ。(^-^)
次は電源工事です。ボイラーの電源は
単相100ボルト。後はリモコンの線を
接続します。



配管、配線と終わったら次は灯油を
供給するパイプの接続。うちはボイラーの
横に200リットルの灯油タンクが設置して
あるので、そこからボイラーまで銅管を
つなぎます。これは既設のものをそのまま
流用しました。
今度は家の中に入って台所にあるボイラー
のリモコンの接続。最近のものは2線だけで
電源と制御とみんなできるようですね。
2本つなぐだけでいいのでとっても簡単。(^-^)

写真はリモコンに線をつなぎやすいように
圧着ペンチでY型端子を圧着している
ところ。



新しいリモコン。石膏ボードの壁面に
タッピングビスで固定します。
この壁面のボード、結構脆いのでここで
ビスを締めすぎないように注意。
手前の配管がボイラーへ水を供給する
水道管、こちらは元々オーソドックスな
鉄管なので材料はホームセンターで
だいたい入手できます。奥の方がボイラーから
出てきたお湯が通る管。お湯の方は銅管が
使われていることが多いようですが、この
銅管はホームセンターでは売っていません
でした・・・

ステンレスのフレキシブル管を使って配管、
配線とも終えた状態。ほぼ完成です。



あとは熱が逃げたり、冬に凍ったりしない
ように断熱材を管に巻いて完成。
前に断熱材を巻いた時は、適当にやって
すぐにボロボロになってきたので、今回は
材料もちゃんとそろえてきっちりと断熱処理
しました。 

さてさて、素人の突貫工事、いつまで
壊れずに持ってくれるでしょうか・・・



 ワンランク上のボイラーにしたおかげで、複数箇所でお湯を使っても
湯量はドバーっとたっぷり。(^-^)
しかし気になるのは銀ロウ付けをしなければいけないところをハンダ付けで
すませたこと・・・いつ配管の接続が外れるかと心配ですが、今のところ
問題なく使用できております。(笑)


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