ギブリバーロードの2日目に悲劇は起きた。
灼熱地獄の中、ただ走るだけでも相当な体力を消耗するのにパンク修理で
ヘトヘトになり、さらにその後水筒代わりのペットボトルを落としてしまい、
しんどいからと動かずにいればもっと大変なことになるので
冷たい飲み物と食料の補給を楽しみに気力を振り絞ってなんとかたどり
着いたマウントバーネットのロードハウス、日曜日で休業だったのだ。
この時のショックは今でも忘れることができないほど奈落の底に突き落とされた
気分だった。 そこで燃料を補給しなければもうガス欠と言うスイス人女性
2人組の旅人が「50kmほど行けば補給できるらしいよ」と言うのでその言葉
を信じてたどり着いたのがこの民家。1人30ドルとかなりふっかけられたが
25ドルに値切って泊めてもらった。それでもかなり高い。
燃料を得るためだから仕方がない。久しぶりにベッドで寝た。
一番近い町まででも300kmもあるのにここの住人はどうやって生活して
いるのだろう・・・


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