2000/07/24    どんな仕事?

鉄塔の仕事ってどんなん? と思う人が多いと思うんでまず最初は説明から。

眺めのいいところで周りを見渡すと、平野でも山でもたいてい鉄塔が目に入るでしょう。

発電所って山奥とか、海に面してとかで人がいっぱい住んでたり大きな工場があるところからは

離れているんで、発電所で発電した電気を消費地である街へ送るためのものが送電線です。

長い長い距離を送ってもあんまり損失のないように電圧は高く、日本で一番高電圧は

100万ボルト、ついで50万ボルト、あとは地方によって違いますが、ここ北陸では27万

15万、6万(おおまかに)と続きます。

普通の家に来ているコンセントが100ボルトですから、かなり電圧が高いということがわかる

かと思いますが。もちろん6万ボルトでも触ったら即死です。

その送電線も電力需要が増えてくるにしたがい、既設のものでは足りなくなるんで新設工事が

あったり耐用年数が過ぎたものは取り替えたりという保守、管理をしたりというのが私達の仕事。

会話では大阪弁のところがありますが、作者が大阪出身でまだ富山の方言を

使いこなしてないんであしからず。


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