2016/09/06 能登ツーリング

7月の休日を利用してバイクで能登半島ツーリングに行ってきました。毎度のことですが計画性はなく、
朝起きて「今日は何してすごそうかなぁ・・・」なんて思いつつ適当に出発。行き当たりばったりの
ツーリングでしたが、なかなか充実した1日でした。(^-^)


今回の走行ルート。南砺市から出発し、能越道とのと里山街道を利用していっぱい走りました。能越道は
福岡料金所を通らなければ無料、のと里山街道も全線無料と観光客には嬉しい設定。(^-^)




私が社会人1年目に8ヶ月かん単身赴任していたところ。能登半島の真ん中らへんですね。
当時は能登島へ渡る橋が建設途中でした。
特に行くアテもなく適当に出発したのですが、大阪出身の自分が富山に就職して1年目、
8ヶ月間もの長期に渡って赴任した現場が懐かしくて向かってみました。
のと里山街道の横田インターからちょっと走った山の中。
送電線の鉄塔を建てる業務に就いていて、当時歩きまくった山道を発見、懐かし〜
送電線の鉄塔は山奥に建っていても、維持管理や巡視のために巡視員が歩いて行く道を
常時整備することになっています。
さぁ、20年ぶりに巡視路を歩いてみよう。


道路から山へ歩いて入って数分、各鉄塔への分岐の標識がありました。鉄塔ナンバーが
書いてあるのですが、長期間行っていただけあって20年以上経ったいまでも鉄塔ナンバーを
覚えています。(^-^)



巡視路を歩いてどんどん山奥へ入って行ったのですが、近年ほとんどと言うか、まったく
巡視路を利用していないのか、途中で道がわからなくなってしまいました。
鉄塔へはこんな感じの山を登っていくのですが・・・



増穂が浦にある世界一長いベンチ、全長460.9m しかし世界一長いベンチを名乗るのは
いくつかあるよう・・・



世界一長いベンチの前はキレイな海で、のんびり座っているだけでも気持ちいいです。(^-^)



岸壁の母・・・

第二次世界大戦後、ソ連による
拘留から解放され、引き揚げ船で
帰ってくる息子の帰りを待ち
続けたものの、再び会うことなく
亡くなった「端野いせ」さんが
モデルです。

詳細はこちら



世界一長いベンチを北側から見るとこんな感じ。日曜日だが人はまばらでした。



能登の棚田と言えば白米千枚田が有名ですが、それ以外にもあるようです。
海沿いの道を走っているとこんな看板があったので立ち寄ってみました。



キレイな段々畑ならぬ段々田んぼ。



先ほどの世界一長いベンチから海沿いに走ると程なくして「ヤセの断崖」と言うところに
やってきます。



これもヤセの断崖のすぐ隣。
マイナーな所なのでこちらも
ほとんど人はいませんでした。



これが義経の舟隠し。不思議な地形ですね。



さらに海沿いを北上していると、山羊やエミューが飼われているところが道沿いにあり
ちょっと寄り道。「海の見えるギャラリーカフェ こうや」と言うお店のようです。
写真は山羊同士がケンカ?しているところ。



大きく見せるためか白い山羊さんは立ち上がってました。



ここのお店で売られていた 「やぎミルク愛す」 アイスじゃなくて「愛す」ってのがおもしろい。



山羊のエサが100円で売られていたので買ってみました。(笑)



お腹を空かせているのか、エサを見ると飛びついてきます。(笑)



こちらはダチョウに次いで世界で2番目に大きな鳥のエミュー。オーストラリアに住んでいたことが
ある自分にとってはとても思い出のある鳥です。



写真じゃ大きさがよくわかりませんが、立ち上がると高さは1.5mくらいかしら。ダチョウと同じく
飛べない鳥です。



朝市で有名な輪島までやってきました。お昼くらいで朝市はもう終わっていたのですが、
せっかく来たことやしバイクで輪島の市街地をあちこち観光。
ここは町外れにある足湯。無料です。(^-^)



つい先ほどまで人がいましたが、自分が入る頃には誰もいなくなりました。貸し切りだ〜



足湯を正面から見たらこんな感じです。駐車場あり。



輪島の街からさらに10kmほど海沿いに北東へ進むと道の駅「千枚田」があり、そこが
展望台になっています。農業機械が入れないくらい小さな田んぼがいっぱい、手で田植えして
手で稲刈りしてるんでしょうね。写真は稲が伸びて緑色一色ですが、田植え直後で水面が
キレイに見える頃なんかとても見応えありそう。稲刈りの季節はどんな感じなのかなぁ。
また行ってみたいと思います。



千枚田は上から眺めるだけでなく、海岸まで下りて行くこともできます。下から道の駅の方向を
見るとこんな感じ。



小さな田んぼがいっぱい、田んぼ一枚一枚管理者が違うようでした。



垂水の滝  滝壺まで行けるのですが、真夏でとても暑い中、滝壺直近だけはとても
涼しい。(^-^)



現在では食用の塩は99%イオン膜を利用した製法で作られていますが、能登の奥の方、
珠洲市の日本海側では揚げ浜塩田と言う方式で今も天然塩が作られています。
ここには道の駅「すず塩田村」があり、イオン膜で精製された塩とこの揚げ浜塩田で作られた
天然塩の食べ比べができます。

砂浜に海水を蒔いてどうやって塩が取れるのか・・・と昔から不思議に思っていましたが、
ここの資料館を見てやっとわかりました。

この写真の塩田、NHKの朝のドラマの「まれ」のロケ地だったんですよ。道の駅から
100mほどしか離れていないので道の駅に行った際は是非こちらにも。(^-^)



一旦は通り過ぎて道の駅まで行ったのですが、作業している人がいたので戻ってみました。
「写真を撮ってもいいですか?」って訪ねたら、撮影の立ち位置まで教えてくれて、何度も何度も
撮影のために海水を蒔いてくださりました。話を聞くと、ここがロケ地だったようで。
自由気ままな一人旅、こんな寄り道も楽しいな。(^-^)



能登半島の先端、狼煙(のろし)までやってきました。道の駅があるけど利用者は
ほとんどいなかった・・・





狼煙のすぐ近くにかかしがたくさ〜ん並んでいる通りがありました。たくさんありすぎて全部は写真撮られなかったけど、いろんなかかしが居ておもしろいです。



午前中に写真を撮った塩田、午後に来てみると大きな熊手のようなトンボのような器具を使って
キレイに筋が入れられてました。塩田に凹凸をつけて表面積を増やし、少しでも早く乾燥させるため
のようです。



この真ん中の部分に後で大きな木枠を作り、そこへ塩がたっぷりしみ込んだ砂を積み上げて行きます。
そこからどうやって塩ができるのかは現地へ行って見てみてください。(笑)



バイクで走るととっても気持ちのいい道。(^-^)



輪島の朝市の通りにある洋食屋さんの「わら庄」です。実はお昼に食べようと思って行ったのですが、
昼の部のラストオーダーが13時30分までで自分が行ったのが13時33分 w(☆o◎)wガーン
今夏の能登ツーリングはこれが目的だったので、諦めきれずに17時からの夕方の部の営業開始まで
能登半島の先っぽの方まで行ってウロウロしていたのでした。(笑)



一番人気?のステーキ丼、石の器に盛られてきて、ジュージュー音が聞こえます。



肉はもちろん牛肉、まだ赤いですが食べているウチに熱で段々中まで焼けてくるので、食べ始めと
食べ終わりでレアからウェルダンまで楽しめる。(^-^)



輪島から自宅まで110kmくらいだったかな。能越道の福岡パーキングにて小休止。
日も暮れてきたし、早く帰ろう。今日もよく走ったな〜 (^。^;)フウ


輪島よりも先まで行ったのは初めてでしたが、海沿いの道はとっても気持ち良く、見所もたくさんあったので
また行ってみたいな。特に輪島の「わら庄」のメニューは全部制覇してみたい。(笑)


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