2010/09/03 再び富士登山(須走口)

7月の18日に長男のボンと一緒に富士山の山頂まで登っていたのですが、ホントの
山頂である剣が峰と噴火口を一周するお鉢巡りはその時は行きませんでした。
今回はそれをするために、8月28日(土)に富士山に再び登ってきました。

前回の登山時、同じ日に大阪の友人のゴンベさん、東京の友人のコウさんも富士山に
登っていまして、今回はそのメンバーで申し合わせて富士山頂の郵便局に12時集合と
言うことで。(笑) 
また、私の会社の後輩と、その息子さん(6年生)も挑戦してみたいとのことで、今回は
富山からは大人2名、子供2名、それと大阪からゴンベさんファミリー、東京からコウさんと
山頂では8名が集合しました。(^_^)


富山県の自宅から、富士山の須走口までのルート。片道440km、帰り道で清里、野辺山へ遊びに
行きましたが、基本的には今回は往復ともに同じルートでした。


午前4時起床、パンやおにぎりを食べ、服を着替えて靴を履いて出発準備です。 
駐車場所の標高はGPSによると1846m  4時37分、出発。



長い路上駐車の列を横目に見ながら歩くこと1.2km、ようやく登山口にやってきました。
正面に見えるのが富士山、山頂目指して頑張るぞ〜 e(^。^)g_ファイト!!


富士登山は4つのルートがあるのですが、この須走口ルートはスタート地点が2番目に低いルート。
この登山口の標高は1980mです。 ここで5時07分
3回登ってますが、このルートしか知らないので、来年は他のルートも行ってみたいな。



富士登山の4ルート、北側が吉田口(スタート地点2304m)、赤線が今回の須走口(1980m)、
一番長いのが御殿場口(1440m)、そして南側が富士宮口(2400m)です。



午前5時、登山口のお土産屋さんはもう営業しています。



最初のうちはこのような樹林帯の中を歩く登山道。車を出た時はまだ暗かったですが、
太陽が昇ってきました。



富士山の上に見えるお月様。



須走口ルートは富士山の東側から登るルートなので、樹林帯より上であればどこからでも
日の出を見ることができます。



太陽がまぶしい!!  (**)/



私を含めて4人とも、まだ履き慣れない靴だったので、登り始めてすぐに靴擦れ発生。(*_*)
絆創膏を貼って応急処置です。



気持ちのいい所です。(^_^) でも最初のうちだけ。



登り始めて最初に現れる山小屋、長田山荘です。6合目、標高2400m。 6時33分



8月下旬と登山シーズン終わりですが、猛暑のおかげでこの時期にしてはまだまだ温かく、
絶好の登山日よりでした。



6合目の次は7合目??・・・じゃなくて本6合目です。(笑) 標高2700m  7時11分



富士山って御殿場ルート以外は山小屋がたくさんあって楽チンです。(^_^) 写真の売店、
小さなお店ですが、登山者にとってはかなりありがたいお店。



団体さんの登山者かな・・・。



まだまだ序の口ですが、結構苦しそう。(笑)



ご覧のように、岩がゴロゴロした殺伐な山です。(笑) 落石に注意。



ちょっと小休止、なかなか落ち着いて座れる場所がなくて辛いのだ・・・。



7合目の山小屋、太陽館です。ここは10月15日まで営業してます。w(゜o゜)wワオ!!
でもその時期はもう雪で山頂へは行けないので、途中まで登りたい人向けってことかな。



7合目の標高は3090m  8時01分



この7合目で10分ほど休憩しました。(^。^;)フウ



まだまだ先は長い・・・(^。^;)フウ



山頂はまだ遠いけど、この眺めを楽しめるだけでも来たかいがあったってもんです。(^_^)



所々に現れる山小屋を休憩の目安にしていました。



7合目の次は8合目じゃなくて「本」7合目です。もー、騙された感じ〜 (^_^メ)  3200m 8時55分



このあたりから、空気の薄さによる高山病の症状が出てきます。(*_*)



小さな山小屋ですが、どこの山小屋も週末はいつも満室。



懐中電灯や雨具、酸素まで売っているのがすごいですね。(笑) 雨具を持たずに登ってくるなんて
とんでもない話なんですが・・・。



遭難者慰霊碑、あめ玉がたくさん供えられていました。 



8合目 3350m 9時39分。 
これまでのパターンからすれば、8合目の次はやっぱり「本」8合目よね・・・( -_-)



荷物運搬のブルドーザーが麓から上がってきました。ものすごい砂埃。(*_*)
この8合目で吉田口ルートと合流します。これより上は、須走口と吉田口の両方からの登山者が
登って行きます。



前部の排土板と、運転台周囲を改造して、たくさん荷物を運べるようになってます。



後ろに乗っている人発見・・・いいなぁ〜 (笑)



やっぱり出た「本」8合目。(笑) ボンも苦しそう、ここまで登ると私もフラフラです。(*_*)
 標高3400m 10時12分  登り始めの方では40分で標高300m上がってますが、この高さに
なると、同じ40分でも標高にして50mしか進んでいません。空気が薄いのがホント苦しいんです。



本八合目の山小屋 トモエ館 大きな山小屋でした。 



8号5勺 3450m 10時42分



県境って書いてありますね。地図では静岡県になってますが・・・(・_・?)ハテ



さっきまでいた所は雲の中ですね。



高山病・・・頭が痛いのととっても眠たくなるのです。\(~o~)/ふあぁぁ 特に子供は大変そう。



9合目までやってきました。 標高3600m 11時27分 この看板に山頂まであと400m、30分って
書いてありますが、元気な人で休まず歩いてそれくらいかかります。(笑)



上に見える建物が、この須走口登山道の山頂です。御殿場口から登って来た友人のコウさん(左)、
この須走口山頂まで迎えに来てくれていました。ありがとう。(^_^)  山頂到着 12時02分 登山口から
7時間ほどかかりました。(^。^;)フウ



山頂に到着直前の私の写真をコウさんが撮ってくれました。





先日の新聞に載っていましたが、今年は空前の富士登山ブームです。毎年約20万人が
富士山に登るとか聞いていましたが、今年は26万人もの人出だったそうです。



今回は富士山の噴火口の回りをぐるっと一周する通称「お鉢巡り」をしました。一周約2時間。
山頂に着いた時点で疲れ果てていますが、もうここまで来たら、どれだけ疲れても一緒です。(笑)


お鉢巡り、一周約3kmです。 地図の北東側が須走口と吉田口ルート、南側が御殿場口と富士宮口ルートです。



先ほどの知人のコウさんが登って来た御殿場口と、富士宮口ルートの山頂は、私達が登って来た
須走口の山頂から歩いて約30分程離れたところにあります。 同じく知人のゴンベさんファミリーと
富士宮口の山頂で待ち合わせしていたので、そちらへ移動しました。



この写真の正面に見える一番高いところが、ホントの日本最高峰の剣が峰(けんがみね)
左の端っこの方が御殿場口、富士宮口の山頂です。



御殿場口、富士宮口ルートの山頂の郵便局前にて全員集合。日本一高いところでの
待ち合わせです。(笑) 12時待ち合わせだったのですが、30分ほど遅れちゃいました。(;^_^A アセアセ
サングラスかけているゴンベさんとこのお子さんは小学4年生と5年生。
この年で富士山日帰り2回目です。w(゜o゜)wワオ!!
後列で黄色の帽子をかぶっているコウさんはこの夏だけで富士山に4回登ってるツワモノ。
しかも最もハードな御殿場ルートで登ってくるすごい人です。
一番左の男の子がタクロー君、その後ろがタクローパパ。(会社の後輩)



お鉢巡り、まずは目の前に見える剣が峰へ。「え〜っ!? まだ登んの〜?」(笑)



日本最高峰の石碑で記念撮影するための行列です。



緑がまったくなく、岩ばかりの殺風景。



剣が峰から見た御殿場口・富士宮口ルートの山頂の建物。神社と山小屋と郵便局があります。



かつては富士山の山頂には観測員が常駐していたのですが、今はもう使われていません。



富士山の標高が3776mだって言うのは知ってましたが、正確には3775.63mなんですね。



最高峰の石碑にて記念撮影。



ずっと行列ができているので、誰も映っていない石碑の写真は貴重かも。(笑)



雲の上になったり雲の中になったり。



この剣が峰に小さな展望台がありました。でもとっても登りにくいヘンな作り。



オリャ(/-o-)/ ┫ かかってこんかいっ!! 
(゜゜;)\(--;)・・・ッテナンデヤネン!
ゴンベさんとこの長女、アーちゃんです。



展望台、全然たいしたことなかったので、すぐに降りてきました。(笑)
ごんべさんとこの長男、ユウ君。



剣が峰を後にして、お鉢巡りの旅は続きます。



モコモコっとした立体的な雲。 そういえば、私が住む富山県の山の上から富士山が見えるので、
逆に富士山から富山県方向も見えるハズ・・・と思って見たのですが、このように分厚い雲に覆われて
全然見えませんでした。(ToT)ダー



私達が登頂した須走口の山頂へ戻ってきました。 ゴンベさん、コウさん達は御殿場口・富士宮口の山頂
まで戻って一周なので、ここでお別れです。(^0^)/~~see you !



カレーライスが食べたいとウチのボン。山頂カレー、量もかなり少なめですが1200円なり。(笑)



缶ビールは600円です。
まだマシ?? (笑)
ここでビールを飲んだのですが、
すぐに気分が悪くなり、全部飲み
きれませんでした。
しかもビールのせいか、高山病の
頭痛が激しくなり、下山しきる
までず〜っと頭がガンガン。
Y(>_<、)Y ヒェェ!
もう富士山ではビールは
飲みません。(笑)



カップヌードルを食べるタクローとカレーライスを食べるタクローパパ。 
カップヌードル、いくらだと思いますか?  700円で〜す。w(゜o゜)wワオ!!



登山の道中でもちょくちょく携帯が通じます。ただ、電波が弱くてつながりにくいことが多く、
すぐに電池を消耗してしまうので、今回はバッテリーを2個用意しました。



空気が薄いもんで子供達はホントグッタリ。(*_*)  下山時は靴の中に砂が入りやすいので、
スパッツを装着します。



当たり前ですが、登って来たら降りなきゃ行けません。(^。^;)フウ 
これがまた辛いんだな・・・(*_*) 



眺めはいいけど車まで遠すぎ〜 (+_+)



下山開始は15時でした。ずいぶん影も長くなったな。
明るいウチに登山口にたどり着けるかな・・・。



このルートは登山道と下山道が別々なので、すれ違いが原因の渋滞がなく、下山しやすいです。



赤色が好きなウチのボン。ジャージは中学校の体操服です。



ここは須走口下山道の名所 砂走り。 砂と言うよりは小石なんですが、足下が深い小石なので、
着地の衝撃が少なく、膝を曲げずにカカトから着地するように歩くととっても楽チンに飛ぶように
降りていけるのが楽しい。(^_^) 御殿場口にはもっとスケールが大きい大砂走りがあるそうです。



ここを楽に歩くのにはコツがあります。でこぼこしている地面の少しでも高い部分を狙って足を
着地すること。また着地の際は絶対に膝を曲げず、カカトを突き刺すように着地すること。



相変わらず作業ズボンのROOKIEです。
頭に巻いているのはいつもヘルメットの下に
かぶっているタオル。(笑)
スパッツは25年ものです。



須走口の下山道にはあまり山小屋がありません。トイレに行きたい人は要注意。
写真は砂払い5合目(2300m) 下山ではここが最後の山小屋。 砂まみれになった顔を
洗うための洗面台が設けられていますが、もちろん有料。(笑)

この砂払い五合目から下は樹林帯の中を歩くので、昼間でもちょっと薄暗いです。この写真を
撮影したのが18時22分、もう陽も沈みそう。登山口に着く前に真っ暗になってしまったので、
最後の方はヘッドライトを点けて下山していました。


5合目の登山口に着いたのが18時45分、登山口から登り始めたのが5時07分だったので、
往復で11時間38分の行程です。
さらに駐車したのが登山口から1.2km離れたところで、車を出発したのが4時32分、車にたどり
着いたのが19時25分だったので、この日は全部で15時間近く歩いたのでした。(^。^;)フウ

先月も登っていたとは言え、やはりメチャクチャしんどいです。(^。^;)フウ


今回の装備品
(自分の分)
リュックサック(子供は22リットル、私は28リットル)
雨合羽、スパッツ、Tシャツの着替え1枚、長袖ジャージ、
ヘッドライト、絆創膏、ビニール袋、ティッシュペーパー、
携帯電話、予備バッテリー、デジカメ、日焼け止めクリーム、

水2リットル、おにぎり2個、サラミソーセージ2本、魚肉ソーセージ3本、
クリームパン1個、栄養補給ゼリー1個、チョコレート1枚。
途中で買った物 チョコレート1枚 カレーライス(子供の分)
今回の感想 日焼け止めがかなり有効でした。(^_^) 
帽子は持って行かなかったのですが、あれば良さそうです。ただし、風で
飛ばされないように注意してください。

水は2リットル担いで行ったのですが、
500mlくらいは余ったので、次回は1リットルだけ携帯し、足りない分は途中の
山小屋で買おうと思います。これだけ長距離を歩くのに、背中の荷物が1kg軽いか
どうかの違いがものすごく大きいので。

前回同様、汗をたくさんかくので、塩分の濃い食べ物を持って行くことを
オススメします。私はサラミソーセージを2本塩分補給用として食べました。

駐車場、8月28日(土)の午前1時過ぎに麓に着いたのですが、すでに1km
以上の路上駐車の列、前回の7月18日では午前3時で3km以上も列ができて
いて、登山口に着くまでにすでに疲れてしまうので、日帰りの人はできるだけ
早く登山口に着いておくことをオススメします。


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