2009/04/14 碓氷(うすい)峠・草津温泉

 スキーシーズンが終わって寂しかったのですが、春と言うことで心機一転、長距離ドライブに
行ってきました。3月28日から高速道路料金がグッとお安くなりましたし、早速その恩恵に
あずかろうと言うことで・・・(笑) ROOKIE家にとって、なぜかしらこれまで縁がなかった群馬県へ。
♪草津よいと〜こ〜 一度は〜おいで〜 (^_^)

砺波インターから高速に乗り、上越ジャンクションから上信越道を南下、
長野・群馬県境の碓氷峠を散策した後、草津温泉へと向かいました。


 上信越道を南下しているところです。
妙高高原のあたりかな。暖冬でしたが、山には
まだまだ雪が残っていました。
 今回のドライブの目的は草津温泉なのですが、
その前にどうしても行きたいところがあったので、
長野県の小諸インターで降りました。



 国道18号線を東へ向かっていると、信濃追分駅
の看板が出てきたのでちょっと立ち寄り。
とにかく田舎の駅が近くと聞くと、吸い寄せられる
元鉄道マニアのROOKIEどす。(笑)
 この駅、標高955メートルで、信越本線では
一番標高の高い駅だそうです。


 私が行きたかった所と言うのは、長野・群馬県境の碓氷峠です。上の地図で青の点で表されている、軽井沢駅と
横川駅の一区間はかつて国鉄(JR)で日本一急勾配と言う難所の峠でした。 首都圏と信州方面を結ぶ
大動脈だったのですが、長野新幹線が開業したことで平成9年にこの一区間だけが廃線となりました。
この区間、1982年1月に私が初めて一人旅した時に通った、思い出の地なんです。



 廃線になって10年以上も経つのですが、レール
は当時のまま残されていました。
 27年前にこのレールの上を特急白山に乗って
通ったんですよ。寂しいですね・・・



 この碓氷峠超えの鉄道ルートは明治時代に
すでに開通していたのですが、1962年にルート
変更が行われて新しくなったのでした。
トンネル横のはしごに登って遊ぶボン2号。



 こちらは明治26年に開通した最初のルート。
写真は碓氷峠第六橋梁です。
当時すでにメジャーだった鉄骨の橋梁ではなく、
煉瓦造りの橋が建設されました。
 山を登って橋の上に行ってみました。
明治26年から昭和37年まで使われていた旧線



 上の写真の第六橋梁を裏側から見た写真。  こちらは、旧線で最も大きな橋梁だった第三
橋梁。観光地になっていて、階段を上って橋の
上まで歩いて行けます。



 向こうの方に見えるのは平成9年に廃線に
なった新線です。
 この写真の一番向こうに見えるのがウチの車
なのですが、鉄道には全く興味がない嫁さんと
ウチの子供達は、「歩くんいやや〜(-_-メ)」とか
言って車から降りてきませんでした。(笑)



 場所は変わって峠を下りた、JR横川駅近くに
ある鉄道文化村。かつての横川駅の機関区
(車両基地みたいなところ)と、廃線になった
信越信越本線の跡地を利用して作られました。
写真は上野〜長野を結んでいた特急あさま。
 横川〜軽井沢間は、非常に急勾配のため、
ここを通る電車は特別仕様となっていました。
前半の三桁の数字のうち、末尾(1の位)が9
になっていることと、「クハ」の文字の前に点が
打たれているのが、この区間対応の特別仕様
車両の印です。



 鉄道文化村ではいろんな車両が展示されて
います。これはEF63の運転台。
左の写真とまったく同じ所で撮ったのですが、
背景の窓の向こうの景色の見え方が違います。
露出補正をかけるとこのような写真が撮れます。



 横川〜軽井沢間専用に作られた電気機関車。
この区間を通過する列車は、勾配が急過ぎて
上り坂では力が足りず、下り坂ではブレーキが
追いつかないため、この専用の電気機関車を、
谷側に2両、山側に1両の合計3両連結して峠越え
に挑んでいたのでした。
特急電車と貨物列車では連結器の種類が
違っていたため、両方に対応できるように作ら
れた特殊な連結器。この状態では電車用、
首を90度振ると貨物列車用になります。



 これは貨物列車用の連結器を使用している
写真。(連結されているのは電車ですが・・・)
 こちらは特急電車用の連結器を使用している
写真。 左とこの写真、1982年に私が撮影
したものです。



 1983年にもここへやってきました。横川駅のホームから軽井沢方向を向いて撮った写真。
貨物列車はこれから軽井沢方面(写真の向こうの方へ)へ上っていくところです。



 同じく坂を上っていく特急あさま号。後部にも機関車を連結して急坂を押し上げていきます。1983年撮影



 こちらは先日撮った写真。信越本線の跡地を利用して、鉄道文化村から2.6kmの区間
だけ、トロッコ列車が運転されています。背景に見える山は、先の写真と同じ山です。

写真右手に写っている青い機関車、学科講習を受けると、鉄道文化村の構内だけですが、実際に
運転させてもらえるんですよ。でも学科講習料が3万円、実技が1回5千円・・・(;^_^A アセアセ



 鉄道文化村内に展示されている車両。  特急あさま号の先頭車両も展示されていました。
中に入ることもできます。



 ちょうど桜も満開でした。(^_^)  鉄道文化村構内にはかつて活躍していた
車両がたくさん展示されています。



 旧信越本線の線路を利用したトロッコ列車に
乗ってみました。20分間ほどの旅です。(^_^)
 写真左下にある標識が、線路の勾配を示す
標識です。JRで日本一急勾配だった66.7‰
(パーミル) 1000メートル進むと高さが66.7メートル
上がっていると言う意味です。
この66.7と言う数字、マニアならみんな知ってる
有名な数字です。(笑) 



 写真右手が軽井沢へとつながっている線路。
トロッコ列車はここを左へ進んですぐで終点です。
 小さくてかわいらしい車両でした。



 トロッコを降りて再び戻ってきました。鉄道文化村
を後にして、すぐ近くにあるJR横川駅へ。
在来線では今はここが終点です。
 横川駅にある峠の釜飯の売店。
ウチのボン2号が背伸びまでして、思いっきり
欲しそうな目線を売り子さんに送っています。(笑)


横川と言えば絶対に外せないのがこの峠の釜飯。荻野屋の峠の
釜飯は駅弁の中でも最も有名どころ。 新幹線が出来る前は、たくさん
の特急列車がこの駅にやってきて、補助機関車を連結したり切り離したり
する作業の都合で5分以上の停車時間があったので、その間にこの峠の
釜飯を買うと言うのがここを通る人達の定番となっていたのでした。
かつての賑わいはなくなりましたが、それでも峠の釜飯は健在です。(^_^)


 先の写真のように、駅の売店で峠の釜飯が
その店のすぐ向かい側でもこのように売られて
いました。どちらも同じ荻野屋さんです。
それだけたくさん売れると言うことですね。(^_^)
 創業明治18年。歴史がありますね。



 駅弁で有名な荻野屋ですが、駅前には
食堂もありました。
 駅弁を買っても食堂で食べてもまったく同じ
ものが出てくるのですが、ここはゆっくり食堂で
いただくことに。(^_^) 



 メニューもいろいろありましたが・・・  当然注文は「峠の釜飯」です。



 器もこの駅弁の特徴です。  おいしそ〜(^_^) いっただっきま〜す。



 お店の向かい側に荻野屋の資料館が
ありました。こんな感じで駅のホームで売り子さん
が駅弁を売っていたんですよね。
 電車の中を再現するかのようなボックスシート
がありました。



 ここからは場所が変わって草津温泉です。
写真は草津温泉の中心地の湯畑のあるところ。
 湯畑って何?って感じでしたが、要するにお湯の
畑です。(笑) 手前の白い色の所から、奥の方へ
向かって大量の温泉が流れて行ってます。



 湯畑を横からみたところ。  流れた先はこんな感じ。観光客がたくさん
来てました。



 温泉饅頭が定番ですが、その温泉饅頭を
油で揚げた、「揚げ饅頭」って言うのがあって、
目の前で揚げていたのにつられて買っちゃい
ました。(笑)
 アチアチで・・・でもウマイッ!!(^_^)



 湯畑の横にある足湯。たまには私も写して
もらおうかな。(笑)
 温泉卵も温泉地では定番ですね。
「温泉卵食べた〜い」とボン2号。



 おいしそう〜(^_^)  ダシもなかなかイケテます。(^_^)



 草津温泉と言えば有名なのが「湯もみ」
温泉の温度がものすごく熱いので、お湯を
かきまぜてから入るんだとか。
ここではその湯もみの実演が見られます。
 年配のおばちゃん達がたくさん入ってきて
歌に合わせて長い板を持ってお湯をかき混ぜ
ます。
♪草津よいとこ一度はおいで〜 ハァドッコイショ



 最初は板を右に左にとねじっていたのですが、
今度は上下方向にバシャバシャをお湯を跳ね
上げるような感じで。
 踊り子さん登場。



 湯もみの実演、一度に何百人もお客さんが
見ているのですが、20人だけお客さんもやらせて
もらえます。ROOKIE家、たまたまいいポジション
にいたので家族みんなやらせてもらいました。
(^_^)
 湯畑を囲むようにいろんなお店や建物があるの
ですが、ここは無料で入れる温泉です。草津温泉
へおこしの際は是非どうぞ。(^_^)


実は、この草津温泉行きを思いついたのは金曜日の夜でして、仕事から帰ってきてから
あわてて本屋さんへ行って「るるぶ群馬」を買いました。(;^_^A アセアセ
また、最初は車中泊の予定だったのですが、嫁さんの一言で急遽宿に泊まろうと言うことに。(笑) 
すぐにネット検索でいろいろ調べたのですが、週末で、しかも宿泊前日にもかかわらず、
お得なお宿が空いていてすぐにネットで予約完了。(笑) 
ホントに大丈夫なのかなぁ・・・とちょっと不安のままホテルへ向かったのでした。


 心配だったチェックインも無事終えてホッと一息。
お部屋も広くていい感じ。(^_^)
 夕食は和洋中のバイキングです。子供も嫁さん
も大喜び。(笑) 



 デザートも充実しています。食べ過ぎ注意。(笑)  夜7時くらいに、ホテルのスタッフがエキストラ
ベッドのセッティングに来てくれました。
家族4人、それぞれにベッドが1つずつ。(^_^)



 このホテル、ボーリングやビリヤード、温水
プールなども備えていて、宿泊者は全部無料で
遊べます。(^_^) 夕食をたくさん食べたので、
食後の軽い運動と言うことでボンと2人で
ボーリング。 1ゲーム目は98点でしたが、2ゲーム
目は169点いきましたよ〜 ぴーす V(^0^)
 子供用の浴衣もちゃんと用意してくれました。
ボン達、空手を習っていて、浴衣を着るのって
空手の胴衣を着るのと似ているので、慣れた
感じで着ていました。


 この日、朝5時に富山の家を出発してフルに一日遊んでいたので、夜はさすがにクタクタでした。(^。^;)フウ
明日に備えて早めの就寝・・・{[(-_-)(-_-)]} ...zzZZZ 〜♪ オヤスミナサイ・・・
次は伊香保温泉に行きます。


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