2009/03/16 ブルートレインと新幹線


 1月の話ですが、所用で宮城県の仙台までJRを利用して往復してきました。
久しぶりに鉄道マニアぶりを発揮しましたよ。(笑) 鉄道に興味がない人が見ても
おもしろくないかもしれませんのであしからず・・・m(._.)m ペコッ


北陸本線の高岡駅を22時52分に出発する寝台特急「北陸」号で埼玉県の
大宮駅まで乗車する予定だったのですが、北陸本線で人身事故があり、
列車が大幅に遅れているとのアナウンス・・・(ToT)ダー
発車時刻もとうに過ぎているのに私が乗る予定の列車よりもまだまだ前に
出発しているハズの列車ですらまだ高岡駅に到着していませんでした。
結局乗車できたのは、定刻よりも45分ほど遅れた23時35分頃だったかな。
翌朝の大宮駅で、東北新幹線に乗り換え予定で指定席も取ってあるのに
間に合わないんじゃないの・・・(*_*) マイッタ



 みぞれが降る寒いホームで待っていたらようやく
「北陸」がやってきました。この特急、金沢と上野を
結ぶブルートレインです。 東京発の西行きのブルー
トレインはつい先日廃止になってしまいましたが、
この北陸号は利用者が多く、新幹線ができるまでは
廃止にはならなさそうです。
 この列車、A寝台とB寝台があります。A寝台の
方がランクが上で高いのねん。写真はB寝台。
2段ベッドです。同じB寝台料金で個室の車両も
あるのですが、切符を買うのが遅かったので個室は
すでに満席・・・(ToT)ダー 仕方なく普通のB寝台へ。

ここでマニアの裏技です。普通のB寝台は2段ベッド
が向かい合わせになっていて1つの区画を4人で
利用するのですが、車両の一番端っこの区画だけ、
車両の形状の都合で2人分のベッドだけで向かい側
は壁になっています。 1つの通路や区画を4人で
使うよりも、この写真のように2人だけで使う方が
少しでも気が楽でしょ。(笑) 

私は写真の2段ベッドのうち下段を指定したのですが、
幸い上段は利用者がおらず、この区画を1人で貸し
切り状態での利用となりました。


 ベッドに横になって足下の方を向いて撮った写真。
B寝台でこの車両のベッド幅は70センチです。
寝台列車ができた当時のベッド幅は52センチだった
ことを思えばずいぶんゆったりしたような気もしますが、
今の時代だと70センチでもやっぱり狭いですね。
 私が乗った5号車の通路です。時間も遅いので、
みなさん寝静まっていてシーンとしてます。
この写真を撮った後、車内の灯りが減光されて、
薄暗くなりました。  (-_-)zzz



 久しぶりにブルートレインに乗ったのが嬉しくて
興奮して眠れません。(;^_^A アセアセ
頭の中は子供の頃のままです。
写真は糸魚川駅のホームの階段。0時07分です。
 新潟県の直江津駅。上越市の代表駅ですが、
駅名は上越ではなくて直江津です。今年のNHKの
大河ドラマの主役である直江兼続ゆかりの町です。
ここで0時37分 まだ眠れない。(笑)



w(゜o゜)w オオー! これは懐かしい飲料水の器械。  紙コップと書いてありますが、ペラペラの紙でして、
袋状になっているのでちょっとふくらませて使います。



飲料水と書いてあるところの下のボタンを押すと
水が出てくると。 電車の中でノドが渇いたら
車内販売でお茶やジュースを買うか、停車駅で
ダッシュで自動販売機で買うしかないですが、
こんな簡単なものでもあると便利ですね。
最近の特急列車にはあんまりついてないような・・・
こちらも昔ながらの洗面台。寝台列車ですから、
歯磨きや洗面のことも考えて多めに洗面台が
備え付けられています。


 車両の連結部分。 この写真を撮った時に私が
立っていた側の車両は、この時は長い編成の
うちの中間に使用されていましたが、最後尾の
車両としても使えるものです。「北陸」と書かれた
テールマークのドアを閉めれば最後尾車両にも
なれると。それに対して向こう側の車両は必ず
中間車両として使用しなければならない車両です。
室内用の扉しかついていないので。
ちょっと話がややこしいかな・・・
 私が乗っていた5号車、ちょっと失敗でした。
(;^_^A アセアセ なんでかと言うと・・・
寝台車でも車内の照明や空調などで結構の電源が
必要でして、この形式の車両は4〜5両に1両の
割合で発電機を積んだ車両が連結されています。
そして私が乗ったこの5号車が発電機搭載車両。
発電機が回っていると言うことは、当然エンジン音が
ずっと響くわけで、知らない人にとっては気にならない
かもですが、このスハネフの文字を見て
「しまった・・・」と思ったのでした。
ベッドの番号が15番を選んだところはマニアの
本領発揮でよかったのですが、発電機搭載
車両を避けることをうっかり忘れていました。
(;^_^A アセアセ

この写真右上に書かれている
「スハネフ14 29」 細かい説明は長くなるので
省略しますが、「ス」は車両の重量区分を表し、
「ハネ」はB寝台、(A寝台は「ロネ」です)
「フ」の記号は車掌室が付いた最後尾の車両として
も使える構造であることを表しています。
発電機を積んでいない中間連結専用の車両
ですと「オハネ14 ○○」となります。



こちらは後になってから今風に改造された洗面台。
さっきの写真の洗面台と比べると、三面鏡も付いて
いるし、ちょっと小綺麗になったかな。(笑)
今じゃボウリング場くらいでしか見かけなくなった
瓶ジュースですが、昔は広く出回っていました。
当時の名残でテーブルの裏側に栓抜きが付いて
います。 今じゃ使われることもなさそうですね。



あれこれ写真を撮ったり、車内をうろついたり
しているうちに、群馬県の高崎までやってきました。
4時44分 さすがに眠い・・・\(~o~)/ふあぁぁ



早朝5時53分、埼玉県の大宮駅に到着。
眠れなかったのは寝過ごすのが心配だったせいも
ありました。(笑) 
高岡を出発した時は定刻よりも45分も遅れて
いたのに、大宮到着は定刻どおり。夜中に停車時間
が長い駅がいくつかあるのですが、それらの駅での
停車時間を切りつめて遅れを取り戻したようです。
乗り換えの新幹線、間に合いそうでよかった。
(^。^;)ホッ



大宮から東北新幹線やまびこ号に乗り換えて、
1時間半ほどであっという間に仙台へ着きました。
所用を済ませてフリーになったのがお昼前の11時。
仙台と言えば牛タンが有名で、駅ビルには牛タン屋
さんが何件もずらりと並んでました。
お昼にはちょっと早いけど、早速牛タン定食を
いただきました。
肉のボリュームがあるのはいいのですが、牛タン
は私好みではなかったな・・・
お昼前に入ったので並ばずに入れましたが、
私が店を出る頃にはもうこんなに行列ができて
いました。地元でも有名なのかな。



遠路はるばるやってきて、すぐに帰るのはもったい
ないので、日本三景の松島観光へ。
仙台からJR仙石線に乗って松島海岸駅で降りると
駅のすぐ前が松島観光のフェリー乗り場です。
船にのって松島遊覧したかったのですが、運航
時刻がなんともタイミングが悪くて断念。(+_+)
ま、次の楽しみにとっておこう・・・


松島の遊覧船乗り場付近をウロウロした後、来るときに乗った仙石線ではなくて、
東北本線の松島駅まで歩いて移動。バスに乗って行くつもりでしたが、こちらも
タイミング悪く目の前でバスが発車してしまって・・・(;´д`)トホホ 
ま、30分ほどのいい運動になりました。(笑)


松島駅。東北本線はさすがに幹線だけあって、
車両も新しいものが使われています。
JRの車両って幹線で使い古された車両が地方の
ローカル線に回ってくるって言うパターンが
多いんですよね。(笑)
日本三景、全部行ったことありますが、私としては、
この松島が一番つまらない・・・(笑)
みなさん、日本三景全部知ってますか?



この日は宇都宮在住の先輩宅に泊めていただける
ことになり、仙台から宇都宮まで東北新幹線の
「MAXやまびこ」号にて移動。
ちなみに写真は「MAXやまびこ」ではなくて
「はやて」号です。
「MAXやまびこ」この「MAX」と名の付く列車は
すべて2階建て車両の編成です。この日は土曜日
でしたが、通勤用を考えて運転されているのかしら、
ほぼ貸し切りでした。



あまりにも乗客が少ないので1人で4人分の座席
を占領。(笑)
こちらは秋田新幹線の「こまち」
私が現役鉄道マニアだった頃は「ひかり」と「こだま」
くらいしかなかったですが、今じゃ新幹線も
東海道・山陽・九州・東北・上越・長野・山形・秋田
とたくさんできて、それぞれの路線に愛称を持った
列車が走っていて全部覚え切れません。
(;^_^A アセアセ



先輩宅で翌朝を迎え、大宮まではJRの在来線
(新幹線ではなくて普通の路線)で行くことに
しました。ちょっと奮発してグリーン車に乗車。
(^_^) 普通列車のグリーン車ってそんなに料金も
高くないのねん。(^_^)
私が乗車した宇都宮駅が始発とあって、ご覧の
とおりガラガラにすいてます。眺めのよさそうな2階
に座りました。 乗った時はガラガラでしたが、
都心部に近づくに連れてどんどん乗客が増え、大宮
に着くころにはほぼ満席になりました。
都会の人達、みなさんリッチですねぇ・・・( ・_・)ジッ



大宮駅の近くに最近できた鉄道博物館があります。
行く予定じゃなかったのですが、乗り換えで駅の構内
を歩いていると「鉄道博物館」と書かれた案内看板が
あったので、看板に誘われるかのように行って
しまいました。

写真は大宮駅から乗り換えたニューシャトル。
一駅ですぐに鉄道博物館に着きます。
さすが日曜日、子供連れはじめ、大勢のお客さんで
賑わってました。開館前に行ったのですが、すでに
長い行列が出来ていたくらい。

写真は鉄道模型のジオラマ。
私も小学生の時は鉄道模型にハマッテました。
もちろんこんな立派なのじゃなかったですけど。
畳一枚分くらいのスペースに線路をつなげて
走らせてたなぁ・・・



写真中央のSLが乗っているのは転車台
(ターンテーブル)
その昔、SLはバック走行は不向きだったので、
目的地に着いたSLを方向転換させるための
転車台が各地にありました。今じゃほとんど見かけ
なくなりましたね。
写真に写っている車両はちょうど私が鉄道マニア
だった小学生から中学生の頃に活躍していた車両。
懐かしいなぁ・・・。



大宮からは上越新幹線で越後湯沢へ行き、そこ
から在来線の特急「はくたか」号に乗って富山へ。
この写真の車両、カモノハシみたいですね。
今度乗ったのは上越新幹線の「MAXたにがわ」
これもオール2階建て車両です。でもこちらの車両は
通路を挟んで3列プラス3列の6列シートでちょっと
窮屈な座席だったな。お客さんが全然いなかった
ので1人で3人分使えたからよかったけど。(笑)


 越後湯沢からは在来線の特急「はくたか」に乗り換えて2時間15分ほどで富山県の高岡駅へ。
帰りは疲れていたのでず〜っと眠っていました。ねる (-_-)zzz なのではくたかの写真は
ありません。(;^_^A アセアセ  今回の旅行はブルートレインの北陸に乗車できたのが
嬉しかったな。だって、子供の頃には高嶺の花で乗ることもできなかった憧れの列車
でしたから・・・(^_^)


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