2006/09/18 秋キャンプ 

 今年の夏は琵琶湖と利賀村(現南砺市)でと2回キャンプをしましたが、9月にも
またまたキャンプに行ってきました。年に3回キャンプするのも最近では珍しいかも。
今回のキャンプのメンバーは、1993年当時オーストラリアをバイクや自転車で
数ヶ月かけて旅していたかつての勇者達。(笑) 
9月16日〜18日の2泊3日で場所は長野県南部の山奥。 
私としては同じ場所で2泊続けてキャンプするのはオーストラリアから帰国して
以来初めて、実に14年ぶりの連泊です。



 みなさんキャンプ歴の長い人ばかりで、今回はキャンプで使う調理用のコンロの話
でもずいぶん盛り上がりました。最近はガスを燃料としたキャンプ用のコンロが広く
出回っていますが、今回のメンバーは全員ガソリンコンロ。(笑) 
本来はコンロではなくキャンピングストーブと言います。

 ガソリンコンロの利点は、気温が低くても強くて安定した火力が得られること。
また燃料が入手しやすいのも利点。オーストラリアを旅する人達は、
燃料が簡単に手に入れられると言うことでほとんどの人がガソリンストーブでした。
かなりの都会でないとガスのカートリッジは売っていなかったので・・・

今回のキャンプの発起人であるケンチャン所有の
ストーブの一つ。写真の左半分に写っている
銀色の円筒形のがそれです。
メーカーとモデル名忘れてしまいました。
(;^_^A アセアセ
しかしこんな形のストーブ初めて見ました。
さすがケンチャン・・・
ものすごくコンパクトで五徳がないのでその辺に
転がっている石や、手持ちの品を五徳代わりに
使用してコッヘルを乗せたりするようです。

写真はたき火の薪の火起こしをしているところ。
こちらトラちゃん所有のMSR。
これはガソリンストーブとしてはかなり有名
どころです。植村直己も愛用していたとか。
私が高校生の頃の憧れのストーブでした。
でも当時は私にとっては高くて買えません
でした。(ToT)ダー

写真では黄色い炎が出ていますが、コンロが
暖まると炎も安定してきてちゃんと青い炎に
なります。
このストーブ、ガソリンだけでなく灯油でも
使えるスグレモノ。



こちら、まさきさん所有、コールマンのピーク1。
20年近く前に出たモデルです。
先の写真の2つと違って、プレヒートと言う作業が
要らないのがとても便利。このピーク1と言う
ストーブ、何度もモデルチェンジしていまして、
これは3代目ピーク1かと思われます。
とっても火力が強いのと、ガソリンコンロとしては
火力調整がしやすいのが特徴。
また、プレヒートが必要ないためあまりススも
出ません。

ストーブの話よりもおいしそうな卵に目が
行ってしまいます。(笑)
こちらはワタクシROOKIE所有のピーク1。
左の写真の次のモデルになるのかな。
左のストーブはガソリンの元栓と火力調整の
レバーが独立して、つまり2つのレバーが
あるのですが、このピーク1はレバーが1つに
まとめられています。
しかし、2レバー式の方が火力調整の性能が
よかったなぁ・・・   


用語解説
プレヒートとは・・・
家庭で使うガスコンロなど、青い炎が出るがこれは元々気体で
あるガスが勢いよく吹き出しながら燃えていて、完全燃焼しているから
青い炎になるのである。例えばガソリンでも灯油でも液体に直接火を点けても
青い炎にはならずに黄色く、ススがたくさん出る炎がユラユラと出るだけで
火力としては非常に弱い。

ガスの場合、カートリッジ(ガスボンベ)内のガスは圧力をかけて封入して
あるので液体状で入っているが、常温では気体になるため、ガスストーブ
のコックを開けるだけで気化したガスが出てくる。 ボンベ内の圧力が強く、
勢いよく気体となった燃料が出てくるためガスコンロはコックを開けて
それに火を点けるだけで十分な火力が得られる青い炎になる。

ガソリンは常温では液体。そのままでも火は簡単に点くが、それでは
上記の通り黄色い炎になってしまい、またススもたくさん出て調理用の
コンロとしては不適当である。そのため常温では液体のガソリンに対して、
ガソリンストーブのタンク内に圧力を加えることによって霧吹きの原理で
ガソリンを気化させて勢いよく噴出させる。こうしてようやく青い炎の
十分な火力が得られるのである。

このガソリンタンク内に圧力を加える方法として大きく2種類。
一つはポンピングと言って自転車の空気入れのような原理で
人間の手でストーブに付いている小さなポンプを何十回もポンピング
してやり、タンク内の圧力を上げる方法。

もう一つは液体のままガソリンを少量だけコンロから噴出させ、その
ガソリンに火を点けてその火でコンロ自体を温めることによって
タンク内の圧力を高める方法。この方法をプレヒートと言う。


私もそうですがみなさんこれ以外にも複数ストーブを所有しているようで。
最近はガスストーブも性能がよくなってきたので、夏に使うのならガスでも
十分満足できるようになりました。
ガスは気温が低くなると火力が極端に弱くなるので寒い時期なら
やっぱりガソリンストーブが一番。(^-^)
でも寒い時期にキャンプなんてしないか・・・(笑)


今回のキャンプ、キャンプ場ではないので
食器洗いや歯磨きなどは川でやりました。
達人キャンパーのDNAを受け継いでいる
将来の達人キャンパーです。(^-^)
2〜3年後にはもう才能を発揮してたりして・・・



今回のキャンプ地はこんな感じ。この写真の
右側に川が流れています。
  左の写真から視点を右へ移すとこんな感じ。
  上流にはダムもないので突発的な増水の心配は
  なさそう。川も浅いので安心です。(^-^)



マイブームの薫製。(笑) このダンボール
スモーカー、もう10回くらい使ってます。(笑)
今回だけで5回使いまして、雨に濡れたと
言うのもあってこのキャンプでお役ご免に。
また新しい段ボールを探してこよう。
今回は豚肉モモブロックを家で仕込んできて
現地で薫製にしてみました。500グラムの
固まりだったんですが、茹でて薫製にしたら
結構小さくなっちゃうんですね。
酒のつまみにいい感じ。(^-^)



2日目の朝食は豚汁にご飯。豪華だ〜 (^-^) 夜に備えて薪を集めてきてのこぎりで
切っているところ。こちらのレディ、
全然人見知りしないですねぇ。(^-^)



   川を挟んで向こうとこっちでフリスビーを
   していました。
   「川に落としたら自分で取りに行けよ〜(笑)」
 ・・・って言ってたらホントに川に落とした。(笑)
 でもご本人、わざと肩まで水に浸かって楽しそう。
 寒くなかったのかな? 


浅〜いところではチビちゃん達が
水遊び。ダムを建設していました。(笑)
 すっごい山奥でキャンプしていたのですが近くに
露天の天然温泉があるんです。結構お客さんも
来ていたので有名なのかな・・・
いい眺めでしょ〜 (^-^)



本日の最年少。(^-^)
バスタオルかと思ったらこんな形のタオルでした。
タオルとは言わないのかな・・・(;^_^A アセアセ
1家族が2日目で帰ると言うことで帰る前に
みんなで記念撮影。 今回のオールメンバー。



2日目の夜はテーブルを2つ並べて総勢9名。
賑やかで豪華なディナーとなりました。(^-^)
この時はまだ雨は降っていませんでしたが、
いつ降ってもおかしくない状況だったので、
ブルーシートを増設して即席タープ。
これで全員ゆったり屋根の下に入れました。
あり合わせの資材で上手に雨よけを作ってくれる
あたりがさすがです。


 2日目の夜遅くから雨が降り出して一晩中降っていたのですが、
そんなに強い雨ではなかったのでテントの中までは浸水せずに済んだの
でした。翌朝(3日目)はみんなでホットドッグ・チーズ入りスクランブル
エッグ・ポタージュスープにコーヒーと自宅にいるよりも豪華な朝食。(笑)

ROOKIE家は他の人達よりも一足お先に午前11時頃に撤収して
楽しかったキャンプ地を後にしました。 
みんな(^0^)/~~see you ! また会おうね〜 (^-^)


キャンプ地の近くに
「重要文化財 松下家」と言う小さな看板が
あったので帰りにちょっと寄ってみました。
戦国時代から代々続く家系のようで、この家
が建てられたのは1820年。186年も前に
建てられた家ですよっ!! 見学もできるようですが
あいにく月曜・火曜は休みで家の周囲だけ
見てきたのでした。
国道20号線の岡谷市にある道の駅
「小坂田公園」です。3年前にも長男と来たことが
あり、その時に長男にハンドルを持たせたの
ですが、小さくて力が足りずに運転でき
なかったのでした。あれから3年、今日は
長男がしっかり運転。子供の成長を感じたのでした。


 キャンプ場でもない、自然の場所でのキャンプも久しぶりでした。
自分達以外に誰もいない貸し切り状態ってのが嬉しいですね。(笑)
青春時代にオーストラリアで同じ時間や思い出を共有した旅仲間同士、
話のネタは尽きることなく、たき火の揺れる炎を見つめながら
睡魔に勝てなくなるまでず〜っと夜通し語り合って・・・

 当初の天気予報では3連休の3日間とも雨の予報でしかも台風まで
来ていると言う最悪の状態でしたが、雨を覚悟で現地へ行ってみると、
初日、2日目と全然雨が降らず、2日目なんて日中はずっと青空が
見えていたくらいで。3日目は雨となりましたが、キャンプのロケーション、
装備に食事に、もちろんメンバーの1人1人の活躍もあって非常に
充実した3日間でした。(^-^)

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