2007/02/12 ローカル線の旅
先月と今月のそれぞれに大阪から知人が富山に来られました。(1名は仕事の都合で) そのどちらの時も私と知人とで富山県の漁港で有名な氷見(ひみ)へ行って来まして。 先月の時は車で行ったのですが一緒に行った知人も鉄道好きなのであちこちの駅に 寄って写真をたくさん撮り、今月は行きは車で、その後氷見で現地解散して私は自宅 までJR線で帰ってきたと。 JR氷見(ひみ)線と城端(じょうはな)線の一部です。 読み方が難しいですね。(笑) |
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JR氷見線の終点氷見駅。 港町で新鮮な魚介類の市場があり、 観光客もそこそこ訪れます。 最近はバスでの観光がほとんどで、 JR線利用の方はかなり少ないのですが・・・ 藤子不二雄の出身地が近いとあって、 忍者ハットリ君のペイントが施された車両 もたまに走ってます。 |
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そこでレールがなくなっているのって なんか寂しいですね。(私だけ?) 列車の本数が少ないので終点の駅 なのにホームが1面しかありません。 |
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地方ではすっかり車社会で、地方のローカル 線のお客さんで一番多いんじゃないかなぁ って思うのが学生さん。 免許を持たないので自転車と鉄道やバス が重要な足です。 氷見線の終点のホントの突き当たりに ある自転車置き場から撮影。 奥に見えるのが氷見駅です。 |
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朝日感動証明書? なんかおもしろそう。(笑) 今度もらいに来ようかしら。 でもすっごい早起きしないとね。 \(~o~)/ふあぁぁ |
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地方のローカル線、最近はワンマンカーが 多いです。運転士だけで車掌さんがいないのねん。 途中の駅も無人駅がほとんどなので、列車に 乗る時はバスのように整理券を取って乗り、 降車する時に整理券と料金を運賃箱に入れます。 下りるお客さんの切符をチェックできるように 下りる時は一番前から下りるようになってます。 私が鉄道旅行していた昭和の時代は、地方の 駅でも駅員さんがいる駅も多く、またどんなに お客さんが少ない路線でも車掌さんはちゃんと 乗っていたのですが、合理化でだいぶ変わり ました。 |
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寒冷地の普通列車、駅の停車中にドアが 開きっぱなしだと車内が寒くなってしまう ので、お客さんが自分で開閉できるように なってます。このボタンが使えるのは停車 中のみ。 下りる時は開けてそのまま下りて行けば いいのですが、乗る時は自分が最後の 乗車客なら乗った後にちゃんと閉めて おきましょう。寒冷地ルール。(笑) |
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雨晴駅。 海のすぐ横で目の前がビーチ。 夏には水着姿のまま列車から降りてくる 家族連れなんかも見られます。 結構観光で来る人もいるのか、移動できる 駅名表示板があり、駅員さんに帽子も 貸して貰って記念撮影。 |
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向かいのホームに渡るのには跨線橋は なく、ホームの端から線路に下りて 渡ります。このへんがいかにもローカル線 って感じ〜(^-^) |
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ここは雨晴駅の近く。 海越しに立山連峰が見える写真撮影の 名所です。 道路からは線路を渡らなければならない のですが、踏切もなくご覧の通り。 一応「線路に立ち入らないでください」 って看板が立ってましたが、観光バスまで 到着して大勢の人がここをぞろぞろ歩いて ました。(笑) 鳥居が立っている向こうの岩、義経岩 と言って源義経がここで雨宿りしたとか。 |
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線路を渡るとすぐに海です。 右ヨシ!! 左ヨシ!! 左右確認はちゃんと行いましょう。 |
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上の写真と同じ場所。 写真には写っていませんが、この右奥が 小さな駐車場になっていて、そこに車を 停めてここの観光ができます。 |
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これは上の写真とまったく同じ場所を 列車の中から撮った写真。 この日はあんまり人はいなかったなぁ。 |
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上の写真の雨晴海岸、天気がよくて 空気が澄んでいる時はこんな風に見える んですけどね。 でも年に10回くらいしかないかなぁ。 海越しに3000メートル級の山が見える のは世界でもここだけとか・・・ この写真は観光案内のページから 引用しました。 |
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雨晴海岸を走る列車の窓から。 |
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伏木駅です。 氷見は漁港ですがこちらの伏木港は貨物の 積み卸しが盛んな港。ロシア船の入港が 多いので、町でもロシア人を結構見かけます。 左の黄色い除雪車、今年は出番ナシ ですねぇ。 |
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誰もお客さんいないのねん。 |
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氷見線の起点である高岡駅に戻って きました。富山県では第二の都市。 駅構内がとっても広いですね。 |
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鉄道好きの私はこんな写真も撮って しまいます。(笑) 学生時代はそれはもう相当なマニアで なんやかんやと知っていたのですが、 マニアを引退してもう20年。 この赤い機関車は初めて見ました。 JRの電化区間には3種類の電気が あります。直流1500ボルト・交流20000 ボルトで50ヘルツと60ヘルツ。 東京や大阪の電車は直流専用、北海道や 九州の電車は交流専用電車なのですが、 遠距離を走る列車は違う電気の地域にも またがって走るので、3種類のどの電気でも 走ることができる「交直両用電車」になって います。この機関車も交直両用機関車。 |
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大阪〜富山方面を結ぶ「サンダーバード」 昔は雷鳥って名前だったのですが、 今は富山行きはすべてサンダーバードに なりました。 知人の「めがさん」がこの列車で高岡 入りしました。(^-^) なんと顔を合わせるのはほぼ20年ぶり。 |
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今の機関車は前にも後ろにも走ることが できますが、昔の蒸気機関車(SL)は 基本的には前向きにしか走れません。 そのSLの向きを180度回すためのモノが この転車台、ターンテーブルとも言います。 今ではSLは走っていないので、ほとんど 姿を消しましたが高岡駅には残って いました。 うちの実家近くの宮原操車場にもターン テーブルがあって、子供の頃父に連れ られてよく遊びに行ったなぁ・・・ 当時でもすでにSLはなかったですが・・・ |
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高岡駅にも除雪車が。 こちらは普通のディーゼル機関車に 除雪用のラッセルを連結したもの。 冬期以外は前のラッセルをハズして 普通の機関車として使います。 |
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高岡駅からは北に氷見線、南には城端線 が延びています。私の家は城端線沿線。 と言うわけで城端線にも乗りました。 写真は林駅。小さなホームにこの待合室 だけで他にはなんにもありません。 とってもシンプルな駅。でも駅寝するん だったら気楽でよさそう。(笑) (駅で一晩明かすことを駅寝と言う。貧乏 学生が旅行でよく使う手段。) |
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戸出駅。写真では小さいのですが、 赤ちゃんを抱っこしたおじいちゃんが 列車を見に来ていました。 列車が発車する時におじいちゃんが 赤ちゃんの手を持って「ばいばい (^o^)/~」 ってやってた。 うちの子も小さい時はよく列車を見に ベビーカー押して行ってたなぁ・・・ |
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城端線福野駅。 ここは立派な駅舎があり、駅員さんも 常駐しています。 元は福野町でしたが今は南砺市の 市庁所在地。駅前もここ数年でイッキに 近代化されました。 |
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福野駅跨線橋から南方向。 奥に見える山は越中五箇山。 氷見・高岡・砺波と少しずつ標高があがり つつも平野部が続きますが、あの山の 向こうは雪深いひっそりとした地域。 |
普段はどこへ行くのも車なんですが、たまには汽車の旅もいいもんですね。(^-^) |